無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

｢‥ｺｰﾋｰ入れるから向こうに座ってくれよ‥｣

ｺｰﾋｰってありがとうが先だろ？

俺が言おうとしたら小さな声が聞こえた
｢‥ありがとうな｣

まぁいいか‥


ｺﾎﾟｺﾎﾟｺﾎﾟ♪

ｺｰﾋｰが入る音だけがリビングに響き渡たる

ガチャッ♪
ガチャッ♪

２つの部屋の扉が同時に開いた

｢相ちゃん俺にもｺｰﾋｰ‥ってお客さん？｣

こんな時間に誰だ！?

｢なっちゃん白先輩が吠えてたけど何かあっ｣

ﾔｸｻﾞが何で家にいんだよ！?

座っていた背高ﾉｯﾎﾟと鴨倉って男が立ち上がって頭下げた

｢夜分遅くに失礼します。一樹を連れて来ました｣

日高君を連れてって何の話だ?
一樹って呼び捨てって事は親しい間柄なのか？

｢ｺｰﾋｰ入ったから座れよ‥｣

重苦しい空気

｢なっちゃん何で｣

｢鮫島は黙ってろ‥どうゆう事か説明してくれ｣

左頬に傷のある男に話をふった相川

｢一樹は眠らされている｣

眠らされているって！?

｢どうゆう事だよ!?｣

バーンと机叩いた相川

ｺｰﾋｰがっ!

周りを見ると相川と左頬に傷のある男以外ﾏｸﾞｶｯﾌﾟを抑えていた

｢客に睡眠薬を飲まされたらしい‥｣

｢客？『あっ』｢‥‥？｣｣

俺は日高君がﾊﾞｲﾄしているのを知っているからわかった。確か今日はﾍﾙﾌﾟ

｢鮫島お前何か知ってんのか？｣

ｷﾞｸｯ！

｢いや‥俺は何もｺｰﾋｰ‥いただきます｣

相川が睨んでくる

｢鮫島!!《ｺﾞｸッ！(熱っ!!)》｣

怒鳴んなよっ
びっくりして一気に飲んだだろうが!!

｢ｹﾞﾎｯ！ｹﾞﾎｯ！｣

言わないように言われていたﾊﾞｲﾄの件

どうしたらいいんだ‥

｢相ちゃん？この方達は？｣

橘さんﾅｲｽ！♪

また立ち上がって頭下げた背高ﾉｯﾎﾟと鴨倉ってゆう男

｢申し訳ありません挨拶が遅れました。私くしは小野寺秀一と申します｣

｢私は鴨倉甚一と申します｣

何だ私くしとか私とか言っちゃって‥申しますだってよ(笑)気持ち悪ー

｢まぁまぁ座ってください。私は橘弦五郎と申します｣

｢弦五郎！?弦五郎って(爆)｣

｢なっちゃん！!｣

あっいっけねー

｢ｺﾞﾎﾝ！それで日高君がどうして睡眠薬で眠らされていると？｣

｢あー！橘さんお茶菓子がないなっ!!｣

鮫島?
鮫島の様子がおかしい

｢鮫島お前何隠してる?｣