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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第35章 先輩‥ごめんね‥

「いや‥だから‥俺は‥何もっ」

相川の顔が見れねー

「鮫島!!」

日高君許せっ

「なっちゃんの為にバイトしてんだよ‥日高君は‥」

バイト?

「何でバイトなんか?」

「俺も今日初めてホストクラブでバイトしているのを見て驚いた」

「ホッホストクラブ!?『ホストクラブ!?』」

相川が俺を睨んできた

「おっ俺が勧めた訳じゃねーからなっ」

左頬に傷のある小野寺って人が話し出した

「今日たまたまそこのホストクラブに行ったら圭太が休んでいたらしく‥圭太とはコイツの受け持つ金融関係の客で一度圭太の働くホストクラブに一樹を連れて行った事が誤算だった‥すまない。」

深々頭下げた2人

「誤算って?」

橘さんが聞いた

「ヘルプで圭太の代わりに一樹が入ったらしいんだが圭太の客に気に入られて一樹が席を外している内に薬盛られて‥未然に防げたから良かったものの‥本当にすまなかった!」

日高を助けてくれたのか?
助けてくれたのに頭下げさしてる俺って

「ありがとう‥な‥助けてくれて‥」

相川?食パン君?
2人に向かって頭下げた相川

「ありがとうございました『助けて頂いてありがとうございます』」

鮫島?ナンパ野郎?

何でお前らまで頭下げんだよ‥

泣けてくるだろ‥

「あっお茶菓子‥持ってくるわ‥っ」

相川が席を外した

ずっと目で追った相川の姿

キッチンの奥で小さくなっていた

アイツまた泣いているのか?

「ちょっと俺も手伝ってくるわ」

相川のそばに行くとタオルを顔に当てて小刻みに震えている相川がいた

「なっちゃん‥無事で良かったな‥」

肩に手をかけると俺の胸に飛び込んできた

「鮫‥島俺‥っ」

ポンポン♪と背中叩いてやった

「皆心配するから顔洗ってこい」

「う‥うん‥」

相川が顔洗いに行ってる間お茶菓子を用意する事にした俺

そういえばアイツ涙もろいよな‥

日高君と喧嘩したらすぐ泣いていたっけ‥

思い出す今まで起きた相川と日高君の喧嘩の日々の記憶

一番酷かったのはアレか?

いや‥アレよりこっちか?

「皆揃って‥あっ小野寺さんに鴨倉さん?」

日高君が目を覚ましてやってきた

「日高君ごめん!黙ってられなくてバイトの件話してしまった‥悪い!」

えっ‥?
何の事?
何で皆揃って‥
バイトの件?

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