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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第35章 先輩‥ごめんね‥

「あっごめん‥つい」

「ついって何だよ‥あーあ‥ゆで卵が‥」

指先を冷水で冷やしながら半熟になった玉子を拾う食パン君

「先輩大丈夫かよ?」

先輩の後ろにまわって先輩の手を持って冷水に当てた俺

「一人で出来るから離せっ」

「心配なんだよ俺は」

心配って‥?

橘さんが口に入れた事より先輩が火傷して痕残らないか心配だった

「何作ろうとしてたの?俺がするから」

俺の手をタオルで拭いてくれた日高

「玉子‥サンド‥」

「玉子サンド?」

だってお前俺の玉子サンド好きだろ?

だから久しぶりに作ってやろうかな♪って気になったんだよ‥

「何で玉子サンドなんか‥」

「なんかって‥そんな言い方ねーだろ?俺はお前の為に」

「俺の為?」

「もういい!もう絶対作ってやんねーからなっ」

怒って部屋に戻って行ってしまう食パン君

「ああ!そうだ!今日皆でモーニング行こう♪!!」

モーニング? ナンパ野郎がデカイ声で言ってきた

「モーニングって朝から贅沢だね♪橘さん♪」

贅沢って‥
俺の玉子サンドは日高にとってはモーニングより劣るって事かよ‥

「先輩♪俺玉子サンドは先輩のしか食べないからな♪俺何にしようかな~♪」

俺の玉子サンド以外は食べないって言ってくれた

「先輩何にする?前みたいにバイキングかな?橘さんどこの喫茶店行くの?」

喫茶店?

俺はファミレスにしようかと思っていた

ファミレスなら色々あるし‥

「じゃこの間のバイキングのパン屋さんに行こうか?」

「うん♪楽しみだね♪?先輩♪」

「ああ‥」

日高が嬉しそうに部屋に戻って行った

ナンパ野郎と目が合う

「ありがとう‥な‥」

「えっ‥何を?」


「何をって‥気利かせてくれたんじゃないのかよ?」

えっ‥あっああ‥

「もう喧嘩するなよ(笑)」

「うるさいな‥ったく」

一言余計なんだよ‥ナンパ野郎は‥

けどすごく嬉しい俺がいた


「鮫島?河辺?朝食バイキング行くぞ♪」

鮫島達の部屋の扉を開けると

大の字でヘソ出して2人共寝ていた

なんちゅう格好してんだよ(笑)

「おい!起きろ!朝食バイキング行くぞ!」

ベッドに近づいたら見えた

へー‥河辺ってデベソだったんだ‥

見た目も可愛くてデベソって

何か悔しい俺

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