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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第35章 先輩‥ごめんね‥

「どの口だ!!あ~?!」

鮫島が馬乗りになって俺の口端に指引っ掛けて引っ張る

くっ口が避けるっ

「ひゃめろよっ」

「言ってみろ!!」

指引っ掛けられて言えるかよ鮫島のバカッ

「ただいま~♪」

えっ日高!?
日高君?!

「先輩♪石焼きイモ買ってきたよ♪一緒に‥」

リビングに行くと

先輩の上に鮫島先輩が‥‥

「‥‥‥‥‥」

「いや‥これは」

ボテッと日高が何かを落とした

「おっ♪もしかして焼きイモ?♪日高君お茶入れるから食べようぜ♪」

「あっ!えっちょっと!」

「えっ焼きイモ?」

鮫島先輩はスッと何事もなかったかのように離れて俺の落とした焼きイモの袋を手にした

「焼きイモ!俺にも食わせろ!!」

えっ先輩?

鮫島先輩の足にしがみついた先輩

‥お腹壊してたんじゃ‥

あっ正露丸買うの忘れて焼きイモ買ってしまった!

「先輩お腹大丈夫なのか‥?」

「焼きイモっ!!」




「‥‥‥鮫島おかしくないか?」

「何がだよ?」

「‥‥‥‥」

日高と鮫島は2分の1に分けたってぐらいデカイ焼きイモ

俺に与えられたのは切れ端一切れ

「食物繊維たっぷりだからな♪(笑)」

「だったら俺にデカイ方渡せよ!!」

「お前腹壊してんだろ!?」

「いいからよこせ!!」

「ちょっ!俺の焼きイモ触るな!」

あーあ…大人気ないな…

「何してるんだ?」

橘さんがやってきた

「先輩と鮫島先輩が焼きイモ争奪戦繰り広げてるんだ‥どうにか」

「俺の分は?」

えっそっち!?




「ごちそうさまでした♪」

「日高君ありがとうな♪」

「美味しかったよ♪」

「いえ‥俺は別に」

本当は先輩とホクホクしてふーふーして2人で食べたかったんだけど‥

まぁいいや…先輩スッゴい笑顔だし

「日高?あのさ‥」

話すなら今がいいと思った俺

鮫島もいてるし
何かあればフォローしてくれるだろう

「どうしたの?先輩?」

「あのさ‥その‥」

もじもじして何だろう?

「どうしたんだよなっちゃん?気持ち悪い(笑)」

「気持ち悪いって言うな!俺は‥だから‥その‥」

「なんだよ早く言えよ?」

「鮫島焦らすなよなっ!」

ふーと大きく深呼吸した先輩

「梨花先生ナンパッこれからもお友達!ふー♪」

言い切った♪

「!!『!?』「?」」

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