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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第35章 先輩‥ごめんね‥

「お待たせしました♪」

先輩喜んでくれるかな?

プレゼントの入った小さな紙袋持つ手から伝わる期待と
のしかかったこれから先輩と共に歩むって重要性と責任感

愛してると言ってくれたけど
プレゼント受け取った後どうなるんだろう…

不安で震えた手

俺は…あなたに全てを委ねます。
選ぶのは先輩あなただよ?

小野寺さんにバイト代渡しに行こう


歩いていると一台の車が止まり声かけられた

「日高の兄貴?」

振り向くと高場さん?

「やっぱり♪どこ行くんですけぇ?」

「あの‥小野寺さんに用があって」

「頭なら」

ウィーン…

その時開いた後部座席の窓

「一樹か?」

「あっ小野寺さんこれ受け取って下さい!」

渡されたのは膨らんだ茶封筒

「お世話になったし先輩にプレゼント買ったから少しですけどバイト代受け取って下さい」

バイト代?

「…………」

「小野寺さん?」

一樹に返した茶封筒

「何で?」

「お前は家族だと言っただろ?気にするな 」

「あのっそれと小野寺さんに話がっ」

「乗れ」

「……」

乗れと言われて乗った車

「なつめ君や皆は元気にしているか?」

「はい!元気です♪小野寺さん?明日桜木祭あるんだけど良かったら来てください♪」

桜木祭?

「小野寺さん俺」

「………」

小野寺さんにも来てもらいたかった

一樹から話しを全て聞いた俺

「高場ロイヤルプリンスに向かってくれ」

「へい!」

ロイヤルプリンス?


小野寺さんが連れて来てくれた場所……。

これは…

「好きなの選んでやれ」

「小野寺さん?!」

俺は窓の外を見つめた
その先に映し出された風景…

「俺の夢も一緒にな」

俺が叶えたかった夢
それは…

「小野寺さん必ず来てくださいね!」

「ああ。後は俺に任せて好きなの選べ一樹楽しみにしているからな」

「はい♪!」

任せてって何だろ?

お前いい顔してるぞ一樹




日高のヤツどこ行った?
せっかく焼きイモ買ってきてやったのに冷めちゃったじゃん

あーあ…

明日がついに桜木祭か♪

自分がコスプレする事なんて頭になくて

ただ
ただ…

「あっ♪日高がくれたクッキー食べよう♪」

そういえば鮫島が俺の為にバイトしてるとか言ってたな

それがクッキー?

何でクッキーなんだ?

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