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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第36章 ついに来た!桜木大学最大のイベント桜木祭

大学まで行くと鮫島の姉貴が門の前に立っていた

「姉貴持ってきてくれたか?例のやつ♪」

「持ってきたわよ♪ちょっと運ぶの手伝ってくれない?」

「運ぶ?何を?」

姉貴が車の後ろのドアを開けたら積まれていた衣装ケース達

たった1着なのに何だこの量!?

「健二のクラスコスプレ喫茶するんでしょう?私ケーキとかクッキー作ってきたから♪」

おー!さすが俺の兄貴♪


コス…コスプレ喫茶!?

クッキーなんかよりそんな事より俺コスプレするんだった!そうだった

ぐるぐる回る俺の頭ん中

「悪りーぃ運ぶの手伝ってくれよ?河辺と日高君となっちゃ」

「あ゛ーっ!!」

相川が雄叫びのような声をあげた

「先輩!?何!?」

持った衣装ケースを落としそうになった俺

「びっくりすんだろ!何だよなっちゃん?!」

「やっぱ俺嫌だ!」

はぁ?

「今更何言ってんだよ?」

「先輩俺も覗きに行くからさ♪」

俺もって一番来てほしくないのがお前日高なんだよっ

「あっそうそう♪健二衣装どれだったかわからなくなったから適当に持ってきたからね(笑)」

適当って…

あははと笑う姉貴
相川と目が合った俺

「鮫島も着ろよ」


「はぁ?だから俺はレジ係りだって言ってんだろ!」

「鮫島先輩のカッコイイ姿見てみたいな♪」

河辺?

ポッと赤くなった鮫島の顔

「お前の河辺が見たいって言ってるぞ(笑)」

お前のって兄さん…
ポッと赤くなった河辺の顔


「先輩」

「日高はっ何も言うなっ」

赤くなる先輩の顔

俺まだ何も言ってないけど…

「さぁ♪運んで!」

鮫島先輩のお姉さんが手をパンパンと叩いてせかす

先輩の格好イイ姿見てみたいって言ったのに何で変身してくれない訳?

兄さんも俺が見たがってるって言ったのに何でだよ!

ブツブツ言いながら運ぶと鮫島先輩が内緒でケーキやるから♪と言った

ケーキ!?

「僕頑張る!」

河辺ってやっぱり相川と似て現金だな…

河辺のヤツすげー力持ち!
そういやコイツ力持ちだったな‥

「先輩大丈夫?俺のと変えようか?」

「………」

日高のを持ったら

軽っ!?

先輩のを持ったら

重っ!!

「初めからこうすりゃ良かったんだ♪」

えっ先輩?

スタスタ身軽に歩いて行く先輩

「ちょっと待ってよ」

おっ重い!

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