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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第36章 ついに来た!桜木大学最大のイベント桜木祭

「そんなに噛み締めたらダメじゃん‥切れちゃうよ?」

日高が優しく俺のキツく噛み締めた唇の上を指でなぞってきた

俺は‥
俺は‥

「なつめ‥ってもう一度だけっ呼んでほしい‥」

やっと言えた。

日高の顔を見て目を見てやっと言えた

先輩‥

目をうるうるさせながら自分の今してほしい気持ちを素直に伝えてくれた先輩


何度だって言うよ
何度だって言ってあげるよ‥


俺は先輩の頭を優しく撫でて囁いた

「なつめ‥」

「日高‥」

日高が起き上がった

「先輩っ!俺がなつめって言ったら先輩は一樹でしょう!?」

へ?

「何でっ俺まで呼び捨てしなきゃいけねーんだよっ!バカか!?」


言ってよ‥
先輩も一樹って言ってよ‥


震えた日高の腕

「日高?」

俺の顔に落ちたひと粒の汗?

いや‥涙?

先輩の手が俺のほっぺたを触って引き寄せられた俺の顔

「一樹‥ごめんな‥」

チュッ‥

「‥‥‥。」


色々あった俺にとっての奥深い意味が深かった一年間

本当に色々あって色々ありすぎて

言葉で簡単に言い表せないくらい

先輩と真剣に向き合って
がむしゃらに恋をして走ってきた一年間

そして、大きな決心をした俺

決心するまでにそんなに時間はかからなかった。

色々思い出される先輩との熱く切なく燃えた恋した日々‥

突き放しては抱きしめ合って共に泣いたあの夜の事

先輩とまた結ばれたかと思えばまた離れていってしまう2人

色々あったなぁ…


けど、俺は自分勝手でわがままなそんな先輩に恋をした。

熱く焦がされた先輩への熱い情熱的な恋心

いつしか恋が愛に変わり

移りゆく季節のように変わっていった先輩と俺の淡い恋心

俺の気持ちを受け止めてくれた寛大な先輩

これから2人の歩む道に更なる困難が待ち受けていようとも恐れず迷わず共に手を取り合って進んで行く‥

俺と先輩は皆の気持ちが合わさったあの手作りのあの結婚式で誓い合った。


先輩にとって俺と出会ってから今日までの一年間はどんな一年でしたか?

俺と同じかな?

同じだったら俺嬉しいな‥

なつめ‥世界一好きな人


「何でなつめって言わねーんだよっ」

えっ?

真っ赤な顔した先輩がまだ俺のほっぺたに手を添えていた

本当にかわいい人だなぁ

「なつめ好きだよ愛してる」

「一樹俺も‥愛してる」

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