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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第37章 橘さんギックリ腰事件簿

しばらくして玄関のチャイムが鳴った

「中華来た~♪僕行ってくる~♪」

中華来た~♪ってまるで相川そのままだな(笑)

玄関を開けると出前の篭が幾つもあった

「並べていっていいですか?」

「えっあっはい!」

次々篭から出される料理の数々

「さめっ鮫島先輩手伝ってー!」

すごい量一人じゃ運べないっ

河辺の声がしたから向かった玄関

なんじゃこりゃ!?
クルクル回る中華の台なんか家にはねーぞっ!ってぐらいの品数

ん?数ある料理の中から見えた皿

フッフカヒレ!?♪
マジか~♪♪

フカヒレの皿をまず手に取った俺

「あっ熱!!?!」

「熱いので気をつけてくださいね♪」

それを言うなら先だろっ先!

「橘さ~ん?橘さんも手伝ってくれよ!」

橘さんを呼んだのに来たのは小野寺さん!?

「すごい量だな‥」

すごい量でしょう‥

「甚一!甚一!」

なんだよ‥

秀一の声がしたから向かった玄関

「お前も手伝え」

手伝えって俺らは招かれた側だから

「座ってたら」

ゴツン!

「痛てっ」

叩かれた頭

「手伝え」

「わっわかったよ…」

4人で運んでテーブルに並べた料理の数々

橘「じゃ食べようか?いただきまーす♪」

河辺「いただきます♪僕チンジャオロースもらおう♪」

鴨倉「いただきます♪チンジャオロース好きか?♪(笑)」

小野寺「いただきます」

鮫島「いただきます♪俺はもちろんフカヒ」

フカヒレを掴もうとすると橘さんと目が合ったから引っ込めた箸

ん?食べないのか?
食べたい物は食べたい時に食べろ

スッと鮫島君の前に移動してあげたフカヒレの皿

小野寺さんが俺の前にフカヒレの皿を持ってきてくれた

意外と優しかったりする?

「ありがとう‥」

「いや…」

やりーぃ♪フカヒレだー♪

食べた事ないフカヒレ
夢にまで見たフカヒレ♪

トロトロのフカヒレを箸で掴んだ時橘さんが聞いてきた

「桜木祭っていつ放送されるんだろうね?」

いつだっけ?確か‥

「TV来てたのか?♪もしかして俺映ってたりして(笑)」

「甚一‥」

「僕知ってる!明日の昼1時の2チャンの番組何だっけ?」

昼1時2チャン?

「それだけわかれば大丈夫だよ♪」

「えへっ♪」

舌出して可愛くアピってみた俺

ボテッ

フカヒレ落っことした鮫島先輩

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