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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第37章 橘さんギックリ腰事件簿

和気あいあいと会話も弾み料理を食べる箸も進む

「僕もビール飲みたーいっ」

「お前はダメ!」

ずっと我慢していたけど我慢できなくて鮫島先輩の飲みさしの缶ビールを持った時止められた

「何で!何で僕だけダメなの?!日高先輩が帰ってきた時も結局飲ませてくれなかったじゃん!!」

そう相川は河辺にも注いでくれたけど俺が飲んだ

「だってお前」

橘さんが河辺に新しい缶ビールを渡した

「ちょっ橘さん?!」

ニコっと笑った橘さん

「今日はめでたいんだから固い事言わないの鮫島君(笑)」

鮫島君って‥橘さんは知らねーから笑っていられるけどよ
どうなっても知らねーぞ俺

「やったー♪いただきま~す♪」

グビグビ♪グビグビ♪

バカっ一気に飲むヤツがいるかよ!

「河辺‥‥大丈夫か‥?」

「‥‥‥‥」

あれ~‥頭がクラクラするぅ‥

料理がぼやけて見えて‥
ぎも゛ぢ悪い‥

「河辺?河辺!?」

コテンっと倒れてしまった河辺

ったく‥
だから言ったのに

「部屋に運んでくるわ…」

「えっあっああ‥」

「酒弱いんだな‥一樹さんは」

「甚一‥一樹と比べるな‥一樹は別物だ」

日高君は別物?

「日高君そんなに強いんですか?」

「そら~ぁ♪すごいのなんのって!なっ?秀っ」

「‥‥‥‥」

秀一を見たら睨んでいた

怖っ!

何でもベラベラ喋るな
口は災いの元ってことわざ知らないのか?

鮫島君が戻ってきた

「鮫島君ごめんね~知らなくて‥」

だから俺が言おうとしたらアンタがビール渡したんだろっ
もういいけどよ…

ピンポーン♪ピンポーン♪

「誰だろ?」

橘さんが立ち上がった

「まさか早速喧嘩して戻ってきたとか?(笑)」

早速喧嘩?

「そんなに喧嘩するのか?あの2人?」

鴨倉さんが聞いてきた

「そんなにどころじゃねーよ(笑)毎日だよま・い・に・ち!(笑)」

毎日?

「ちなみにどんな喧嘩なんだ?♪」

興味津々な俺

「どんなって‥」

「甚一!!」

おっ小野寺さん怖えーからっ




「はいは~い。どなた様ですか?」

ガチャと開けた玄関の扉

「こっ近藤君?どうしたのずぶ濡れじゃないか!?雨降ってたのか!?入りなさいっ」

初めて先生が入りなさいと言ってくれた‥

雨降ったから僕は濡れたんです

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