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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第38章 その後

風呂場についた途端
パパッと素早く脱いだ先輩がガラッと風呂場の入り口を開け走って入った

「先輩っ!走ったら危ないからっ‥。」

ザッブーン♪

肌が艶々になる♪

俺は檜風呂に飛び込んで肌に湯を擦り付けながら塗りたくった

俺が風呂に入ったら先輩は鼻歌歌っていて一生懸命お湯を顔や肌にかけていた

「ふん♪ふんふん♪」

かなり上機嫌な先輩

「日高♪」

今まで見た事のないような笑顔でにっこりこっち向いた

「なっ何?」

ぶっ不気味だった

「わかんない?♪」

何が?

「‥まだ‥わかんねーか‥ブツブツ‥」

ブツブツ言いながらお湯を顔や肌に塗り込む先輩

「せっ先輩‥?」

擦りすぎて肌が赤くなってきてるような‥

「まだだ‥まだまだ‥ブツブツ」

あっ!

「せっ先輩っスッゴく艶々のっゆっゆで卵みたいぷるんぷるんっ」

早く止めないと!

ゆで卵みたいにぷるんぷるん?

「そっか♪ぷるんぷるんか♪ラン♪ランランラ~ン♪」

ラン♪ランランラ~ン♪って‥

その後先輩の身体洗ってあげるとシャワーから出てくるお湯も檜の湯か?とか聞いてきた先輩

檜の湯って何?

先輩アナタは一体何を目指しているんですか?

風呂から上がると浴衣と下着がちゃんと用意されていた

「日高~♪俺喉乾いた~♪」

「じゃ小野寺さんに言ってお茶もらってくるよ」

お茶?

「ビール飲みたい~っ」

風呂上がりの火照った浴衣姿で駄々こねるなよ‥

「一樹上がったのか?」

タイミング良く小野寺さんがやってきてくれた

先輩を見た小野寺さん

「艶々になったな」

たった1日でなる訳ないだろ小野寺さん‥

「わかる人には一発でわかんだな♪ゆで卵ヤッホー♪」

ゆで卵ヤッホー♪って‥先輩?

2人になった風呂場

「一樹飲みたい物あるなら飲んでいいからな。今から風呂入る」

風呂!?

「肩痛めてるんだからやめといた方が!」

「大丈夫だ。」

「ダメだって!無理して悪化したらどうするんだよ!」

痛まない右腕を掴んで風呂に入るのをとめた

「‥‥わかったよ‥それより調べたか?」

「あっ今から調べます。けどなんなんですか?」

「檜には怒りを抑える効果があるんだ」

わぉ!

「本当ですか?♪」

「ああ艶々になるかは知らないが」

おっ小野寺さん‥そこ肝心なとこ‥

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