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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第9章 かわいいコイツ

「ん‥‥‥‥っ」

くっ苦しい 重い

起きたら日高が俺にべったりまとわりついていた
いつもなら、離せって突き放すのに何だか嬉しくて

「日高‥」

チュッ

おでこにキスをした

ん~‥?

何かおでこに当たって気持ちいい‥

俺が目を開けると先輩が

あの先輩が俺のおでこにキスしているのが見えた

「先輩‥おはよう」

げっコイツ起きてた?

俺はとっさに日高から離れ

「お前狸寝入りとか卑怯だぞっ」

狸寝入り?

「いや…俺今起きたとこですけど‥」

先輩‥顔が赤い

「先輩‥キスして」

はぁ?!

「できるかバカ!」

口尖らせて待つなって!

俺は先輩からキスくるまでずっと待っていた


《日高の野郎‥ずっと唇尖らせてやがる》


「早くしてください口がしんどい」

お前が勝手に尖らせてんだろっ

「先輩早く‥」

ちっ!







チュッ‥

日高にキスしてから俺はすぐに下向いた

「‥これで‥いいか?」

チラッと日高を見ると嬉しそうに目うるうるさせていやがった

キスの一つや二つでうるうるすんなっ


「先輩‥もう一回」

え?

「お前はっ‥調子にのんなっ」


ボフッ!

枕投げてやった


「っ痛てー」

まぁこれもこの人の愛情表現なんだよな‥
たぶん‥


「先輩?照れ隠しです‥か?」

先輩真っ赤な顔していきなり怒鳴ってきた

「照れ隠しな訳あるかっ」

「じゃ…してくだいキス」


コイツっ

「キスの一つや二つ平気でしょう?それ以上の事して」

チュッ!

え?先輩早い

「お前はどこまでも恥ずかしいヤツだなっどけっ」

そう言うと先輩はいきなり俺を跨いでベッドから降りてキッチンの方に行った


「先輩~?」


ジューッ!

え?先輩?

「何して‥」

覗くと先輩がハムエッグ作ってくれていた

俺は両手を前で重ね合わせ喜んだ

「先輩~♪俺超嬉しい!先輩が俺の為に朝ご飯を‥幸せだなぁ♪お皿用意しますね♪あっパン焼かなきゃ♪」


俺は少し腹が減って勝手に冷蔵庫開けて自分のハムエッグを作っていたらコイツがいきなり来て、えらい喜んで‥

そんなに喜ばれたら

結局またハムと玉子出して焼く俺‥


チン♪

「先輩パン焼けましたよ♪食べましょう♪」

食べましょうってまだお前のハムエッグ焼けてない¨

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