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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第38章 その後

聞いたって知っていたのか?

あっだから あの時危険な目に合わせてごめん!って言ったのか?

あの時俺気づずに返事した‥

何だかホッとした俺

「それで?」

「あっそれで!小野寺さんが助けてくれて未遂に終わったんだけど」

「それも聞いた。で?」

それも聞いたってどこまで聞いたんだろ?

「それで‥慰謝料として‥‥。正確には2億5千万もらった‥」

2億っごっ5千万!!?

「おまっ」

慰謝料で2億5千万!?
真っ直ぐ俺の目見て言ってきた

「小野寺さんが慰謝料として分けてくれたんだ!多すぎるから断ったんだけど‥このお金で先輩と幸せな家見つけろって言ってくれたんだ‥」

幸せな家?

「ごめんね‥先輩黙ってて‥ごめんね‥」

話したのかお前の夢
バカ正直なんだよお前は‥

「わかったから‥話してくれてありがとうな。幸せな家手に入れような」

「先輩‥」

少し潤みかけた俺の目を拭ってくれた先輩

「さぁ♪上がるぞっ」

「うん…」

頭くしゃくしゃしてきた先輩

「暗いぞ日高?(笑)上がったら家の話の続きしような♪」

先輩‥

「うん♪」

話して良かった

本当に話して良かった

隠してロクな事なんてないってわかった



日高が正直に話してくれた

俺の胸がチクリと刺さった
苦しくなった。
俺はナンパ野郎との事を隠してる

けど言えない。

言って日高を失うのが怖い

傷つくのが怖い


「先輩?」

「えっ!?」

部屋に戻って布団ん中で寝転がりながら家の話の続きをしていたら先輩が急に黙り込んでしまった

「どうした?先輩?」

「いや…別に‥」

‥‥‥?おかしな先輩‥

「そう?だったらいいけど(笑)さっきの続きだけどさ♪」

「日高!」

今度はいきなり声を上げた

「どっどうしたのっ?」

びっくりしたーっいきなり大声出すから

「あのさっその‥」

呼んだまではいいものの
やっやっぱり怖くて言えねーよっ

「何?なんだよ?(笑)」

「‥‥‥‥」

黙った先輩


「何?先輩?♪」

「‥‥‥‥‥」

重苦しい長い沈黙が続いた



「先輩?何か言いたい事あるんでしょ?話してみて?」

日高が俺の手を握ってきた

「ね?話して」

俺はコイツを傷つけたくない

「先輩?」

そんな笑顔を俺に向けるな

いたたまれなくなるだろっ

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