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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第38章 その後

「しよ?」

俺の肩に手を置いた

「やめろよっ!お前反省してんのか?!」

手を掴んだ俺

「してるよ」

いや!ぜってーぇしてねーっ

掴んだはずなのにそのままキスされた

「バカっそんな何回もできるかよ!どけって」

「何回もって?」

俺は先輩と仲直りのキスがしたかっただけなのに

「だからっ‥それは‥クソッ」

真っ赤な顔して目線逸らした先輩

「先輩‥もしかして‥」

「うっうるさい!反省しろっ!」

「だから反省してるって!」

先輩ともみ合いになったから座り直そうとした時ぐらついて先輩を布団に押し倒してしまった

ぼふっ♪

「痛いっ」

「あっごめん!」

どこうとしたら先輩の股関に当たってしまった俺の膝

「あんっ」

え‥?

真っ赤な顔して口に手を当てた先輩

俺のバカっ
何声出したりしてんだよバレるっ

「先輩‥今あんって‥」

「言ってない!どけっ」

言ってないって‥
俺の膝に当たる堅いモノは‥

「先輩‥起ってるよね?」

「うっうるさい!時間が経てば治まる!どけよっ」

「時間が経てばって‥やっぱり起ってんじゃんココ」

「バカか!マジマジ見んなっ指差すな!」

本当にコイツはそうゆうとこだけはすぐ察知しやがるクソッ!

「先輩‥」

「もうっもうやめろって‥んくっっぅ」

触るたびにビクビク反応する先輩の身体

「先輩‥俺先輩を愛してるんだ‥だから‥」

だから何だよ!?
卑怯だぞお前っ
本当にズルイ男だ‥お前は

「ひっだか‥やめっんんぅ」

日高と唇が重なって 俺は次第に日高の熱に溶かされてゆく

「先輩っ」

「ひだっか!んっんぅっ」

心の中で閉じ込めたままにするつもりだった決して口にしてはいけない

隠し通すはずだった過ち

心を解き放った事で交わった2つの想い

「先輩力抜いて」

「ひ‥だかっ」

先輩の爪先が俺の背中に食い込んだ

俺はもう絶対あなたを悲しませたり苦しませたりしないから
一人になんかさせないから

このままずっと俺にしがみついて離すなよ先輩!

「先輩!愛してるっ愛してるよ」

「日高っ俺もっ俺も‥愛してるっあぁっ!!」

もう決して離れる事はないだろう俺たち
愛してるからこそ許せた過ち

日高の全部をひっくるめて受け止めてやるから

これからは何でも隠さず俺に言え

全部受け止めてやるから

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