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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第39章 ‥‥‥。

次の日の朝

飯が出来たので慌てて頭を起こしに行った

「頭!飯用意できました」

飯?
もうそんな時間か‥

「わかった」

のそっと布団から出て浴衣を脱ぎ服に着替え一樹の部屋に電話した

プルル‥プルル‥

出ない?
まだ寝てるのか?

お越しに行くか‥

離れに着き襖を開けようとすると

ガタガタガタ!
ガタガタガタ!

開かない?

何故だ?

もう片方の襖を開けたらスッとすんなり開いた

「‥‥‥‥」

ホウキが斜めに立てかけてあった

意味あるのか?

「なつめ君一樹飯だぞ」

起きない2人の部屋のカーテンを全開にし手をかざした

「ん~っ眩しい!」

「一樹起きたか?なつめ君起こして大広間に来い」

「大広間?」

寝起きの顔はどこかまだあどけない子どもの顔

「飯だ」

そんな子どもがホウキ立てかけてまでするか‥フッフフフ‥
笑いそうになった

「ん~‥日‥高‥寒い‥」

先輩が寒いと言って抱きついてきた

「先輩?飯だって?」

「飯‥?‥まだ‥こうしていたい‥」

あったけー♪
湯たんぽみてー‥

「‥スー‥スー‥」

こうしていたいって先輩‥

無意識に先輩が口にする言葉はいつも俺の心をこそばす

ぎゅっと抱きしめてあげようとしたら

「早く起きろ飯だ」

‥‥‥?!!

せっ背高っ?!

「何でいるんだよホウキあっただろ!」

バッと布団めくりあげた先輩

さっ寒い!

《布団戻そうと‥》
こっそり戻した布団
布団の中で丸まって2人のやりとりを聞いていた

「片方すんなり開いたぞ‥」

襖を見た先輩

「日高!何でホウキ2本持ってこなかったんだよ!」

「何でって一本しかなかったから」

「一家に1本で十分だ!」

「それ言うなら一家に一台だろっ」

「ホウキ立てかけてまでしたかったのか?(笑)」

「笑うな背高ノッポ!」

「小野寺だ!!」

小野寺さんが全部布団めくりあげた?!

「寒いっ!」

「うわっ!ちょっバカ!」

布団をめくりあげたら全裸な2人

「‥‥‥‥」

「‥‥‥‥」

そっと布団を戻してやった

「早く大広間に来い」

遅いよ小野寺さん‥
目が合う俺と先輩

「ギッ‥んんぅっ」

チュッ‥パ‥

「先輩朝は静かにね(笑)」

静かにってまた見られたんだぞ!

けど日高にキスされ何だか嬉しい俺

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