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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第40章 芽生え始めた小さな恋の花

なんなんだ‥

いきなりキスするか‥

小野寺さんは口数少なくあんなキザな事を言う、する人だと思わなかった

だけど実際の本当の小野寺さんは違うのかも知れない‥

もっと知りたくなった小野寺さんの事

コンコン♪

「は~い?」

「橘さんまだ~ぁ?」

わかったよ!

食パン君も料理出来るんだからそんなに早く食べたいなら作ってもらえばいいだろ!?

「はいはい!ごめんね待たせてっ」

急いで服を着てリビングに向かい軽い朝ご飯を作って出した料理

「いただきます」

いただきま~す♪

小野寺さんの箸が進まない事に気づいた俺

「あっ小野寺さんパンが良かったですか!?」

「いえ‥」

じっと出した料理を見つめる小野寺さん
何か嫌いな物でもあったのかな?

「ハムエッグ嫌いですか?」

「‥‥‥」

「焼き足らないとか‥」

「‥‥‥」

じゃ何!?

「トマト嫌いだったとか?マカロニサラダがダメとか?あっ味噌汁には」

ガタンと立ち上がった小野寺さん

ビクッとした俺

小野寺さんがゆっくり近づいてくる

何を言われるんだろ‥

まさか気に入らないからなかった事にしてくれとか!?

「橘さん」

「はいっ!」

俺も椅子から離れて立ち上がった

「嬉しいです」

へにゃへにゃ~っと紙切れのようにその場にヘタレ込んでしまった橘さん

「大丈夫ですか?」

「え‥あ‥はい‥」

小野寺さんが俺を支えてくれて座らせてくれた椅子

「橘さん良かったね♪僕も安心した(笑)」

えっ?

「小野寺さん橘さんを嫁さんにしたら毎日橘さんの手料理食えるぞ?♪早く結婚しちゃえよ(笑)」

は?

「ナンパ野郎もやっぱりこっちだったか‥」

こっちって?

「小野寺さん橘さんを宜しくお願いします」

はーぁ?

「ちょっと君達!いい加減に」

その時目が合った小野寺さんと

「不満‥ですか?」

「えっ‥」

しーんと静まる食卓

「あっあっ‥嫌とか‥不満とかじゃなくって‥そのっ‥私はっ」

ジーーッ
集まる皆の視線

「私は橘さんが好きですよ」

そうはっきり言って食べ始めた小野寺さん

「小野寺さんこれぜ~んぶ橘さんが作ったんだよ♪」

「全部ってハムや玉子野菜は農家の人だろ河辺のバーカ(笑)」

「先輩!」

「俺味噌汁おかわりしよっと♪」

君達まさか‥わざとか?

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