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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第41章 小野寺さんと橘さんと俺と先輩

トイレ掃除の方が絶対楽じゃん!

「俺がトイレ掃除するから♪日高君は棚拭いて」

鮫島先輩に渡された雑巾

「あっ鮫島君?トイレの換気扇もちゃんと洗ってね♪それから壁に床に‥」

潔癖症かよ!
換気扇に壁に床にって棚より大変じゃね?!

日高君に渡した雑巾をさり気なく取り返した俺

「いいよ。トイレするから♪」


小野寺さんが来たら土地買えた事とアパート建設の計画を話するんだ♪

それに朝いい事あったし♪にぎにぎだって(笑)
ウキウキした俺はトイレ掃除も苦にせずすんなり引き受けた


「くっ首‥が痛い‥」

頭の方には板があるけど足元の方にはなくて
ベッドから頭が落ち掛けていたから首が痛くて起きた俺

あっ‥そうか‥昨日日高に禁欲生活って言ったから
俺があんな事言わなきゃ首痛めずに済んだんだよな‥
ってかアイツがそもそも四六時中しなきゃ首痛めなかったんだ!
ムカつく!
っていねーし?どこ行った!

「日高っ!」

‥‥‥‥。

バン!と部屋の扉を開けるとナンパ野郎が鼻歌唄いながら掃除機かけていて鮫島が棚を拭いている

「日高は?鮫島何してんだ?」

相川が側に来て聞いてきた

「トイレ掃除!見たらわかんだろ」

日高君にも聞かれ
しなくていい掃除までさせられてイライラしていた俺

「トイレ掃除って?」

「掃除だろ!!」

何回も言わせんなっ

「わかるよそれぐらい!」

じゃ聞くなよ!

掃除させられてるからって八つ当たりすんなよっ!
日高トイレ掃除か‥
俺コーヒー飲もう‥

「橘さん!なっちゃんも起きてきたけど!」

「バカ余計な事言うなっ」

何で言うんだよっ
俺まで掃除させられるだろ!!

「今バカって言ったのか?」

「お前が余計な事言うからだろ!!」

憎たらしいっ

ピンポーン♪

「へぶっ!お前汚い!!」

鮫島が雑巾を俺の顔に押し付けてきた

「俺の変わりに棚拭いとけ出てくるから」

棚掃除から免れたラッキー♪

は?何で俺が?
それに俺が出たら済む話じゃん!

「俺が出るから!鮫島は指定位置についとけ!」

「位置ってなんだよ?」

「指定位置って言ってたんだよ!」

「だからその位置が何かって聞いてんだろ!バカ」

「お前俺は向かって何て言った!!」

朝から元気な事はいい事だ♪

仲のいい2人をそのままにして掃除機を止め玄関に向かった

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