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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第41章 小野寺さんと橘さんと俺と先輩

小野寺さんかな‥

ドキドキ

深呼吸深呼吸‥

「ふーっ」

ガチャッ

「あっおはようございます。宅配便です♪」

小野寺さんじゃないのか‥

まだ早いもんな…

まだ早いよな‥

ガックリして宅配便を受けとり閉めようとした時

「おはようございます」

おのっ小野寺さん?!

玄関口に現れた小野寺さん

「!?」

「橘さん?」

橘さんが俺を見てすぐ口に手を当てた

「どうされました?橘さん?」

小野寺さんかっ格好よすぎるっ

「橘さん?」

「えっあっ‥っ入って!入ってくださいっ」

どうしたんだ?橘さん‥具合悪いのか?

手招きされて入った家


いつもビシッとスーツを着て髪の毛をオールバックに整えている
あの小野寺さんが髪の毛も固めずラフな格好をして立っていた。

黒のダウンジャケットのフードには高そうな毛がふさふさついていてインナーのVネックのセーターも黒ズボンも黒で統一されていた。

キラっと光るチェーンのネックレスなんかつけて‥

前髪がサラリと目にかかる小野寺さん
Vネックのセーターからチラッと見える鎖骨

厚い胸板逞しい男の色気を感じるかっこいい小野寺さん

どっどこを見たらいいんだっ

「あっ相ちゃんコーヒー入れて!鮫島君もういいから君は日高君呼んできて!あっ河辺君先に起こしてきてよっそれから‥」

落ちつけよ‥
鮫島がいなかった
河辺をお越しに行ったのか?

「って誰だよ?その人」

後ろにいた小野寺さんを見て食パン君が言ってきた

「誰って小野」

「なつめ君おはよう」

橘さんの前に出て挨拶をした

せっ背高ノッポ!?

「??!?!」

いつもと違う!!!
全然違う!別人!

俺を見て口に手を当てたかと思ったら走って行ってしまった。

どうしたんだ‥

橘さんと目が合った

「こっち見ないでくださいっ」

「えっ‥」



日高‥日高‥日高!
大変だっ
大変だっ

背高ノッポが!?

バンと開けたトイレの扉

「うわっ何?!先輩?どうしたの?」

先輩が口に手を当てて、もう片方の手でリビングを指差した

「何?」

「普通の俺たちと同じなんだっ」

は?

「後少しで終わるから待ってて」

待てるかっ大変なんだぞ!

「ちょっ先輩?!」

ゴム手袋した俺の手を引っ張る先輩

なんなんだよ‥

蓋閉めるぐらい待てよ…

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