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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第41章 小野寺さんと橘さんと俺と先輩

「ナンパ野郎さ俺が言うのもなんだけど‥好きなら一緒にいるべきだと思うけど‥」

先輩‥?
食パン君?

「後悔した時には遅いんだぜ?離れてはくっついてを繰り返してきた俺達の言う事だ間違いねーって(笑)」

先輩‥

俺はぐっと胸が熱くなった

「小野寺さん‥」

小野寺さんの手に手を重ねた

「私で‥本当にいいんですか‥」

素直になるべきだと思った
後悔したくないと思った

「もちろんです橘さん任せて下さい」


良かったな橘さん‥
強情でわがままで勝手気ままな先輩だけど
ひょんな拍子にたまに本当の思っている気持ちを突然打ち明けてくれる

俺のお嫁さんとなった大好きな先輩

「先輩‥俺先輩が好き!」

「ちっ近づくな!お前今禁欲生活中だろ!」

「なんでだよっ!俺たちも別にいいじゃん!」

相川今何て言った?

「それとこれとは別だ!バカ!甘ったれるな」

甘ったれるなって先輩‥

一気にどん底に突き落とされた俺

「なっちゃん?今何て?禁欲生活って言ったのか」

鮫島がびっくりした顔で聞いてきた

蘇るあの‥
あの時の日高君のミイラみたいな顔‥

「鮫島もするか?禁欲生活♪」

「いや‥俺は‥」

「しろよ♪遠慮するな♪」

いや‥遠慮とかの問題じゃなくてよ‥

《鮫島先輩何とかしてくれよっ》

日高君と目が合ってしまった俺

そんな目で見るなよ‥

「俺は」

「なつめ君には以前愛し合う事は素晴らしい事だと教えたハズなんだけどな‥」

そんな事言ったのか小野寺さん?

以前教えた事を思い出した俺

「あの時と今は別だろ!」

「同じだろ?愛しているから欲しくなるんだ。求めてしまうんだよなつめ君」

あの硬派のあの小野寺さんからそんな言葉が出てくるとは‥
びっくりしてしまった俺鮫島健二


グイッと橘さんの腰を引き寄せた小野寺さん

「そうですよね?橘さん」

優しい笑みを浮かべ橘さんを見つめる小野寺さん

そうですよねって‥

「おっ小野寺さん!恥ずかしいですっ」

「恥ずかしいってヤッたのかよ?(笑)」

鮫島君?

「ナンパ野郎はやっぱり掘られる側か‥」

やっぱりって‥

「今君の話だろっ私と小野寺さんの話は後でいいんだよっ」

「じゃ後で聞かせろよ橘さん(笑)」

えっ‥

墓穴を掘ってしまった

「わかった?先輩♪」

「うっうるさいな!」

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