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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第41章 小野寺さんと橘さんと俺と先輩

好きだから相手を求めてしまう事ぐらい俺だってわかるよ!
だけど、だけど‥

抱かれる度に気持ち良くって変になるんだ
おかしくなるんだ

「先輩?」

ブツブツブツ‥

さっきから一点見つめたままブツブツ言ってる変な先輩

「先輩?」

肩に触れようとしたら

先輩がゆっくり俺を見た

なっなにっ!?

「まだ触ってないからなっ!」

「‥‥‥‥」

先輩が言い返してこない?

そのまま何も言わず俺に部屋へ来いと言って部屋へと向かう先輩

なんだ?

俺まだ触ってないぞ?

パタンと部屋の扉を閉めた俺

「先輩何?」

何言われるのかドキドキハラハラした



日高には言いたくなかったけど‥

日高に禁欲生活しろ!って言った俺に背高ノッポが言った言葉
やっぱり日高に話さなきゃいけない気がした

話してわかってもらえるかわかんねーけど‥

理解し合わなきゃいけない気がした

「日高も‥座れよ」

ベッドに腰かけていた先輩の横に俺も座った

「先輩‥何?」

ギロっと睨んできた先輩

「俺が話すんだろ!お前は黙って聞いてりゃいいんだよっ」

こんな事話すのってすげー心の準備がいるんだからなっ!

「ふーっ‥あのさっ」

シーンと静まった部屋

「‥‥‥‥」


「返事しろよ!」

黙って聞いとけって言ったの先輩じゃん‥

「何!!」

「ふーっ‥あのさっ」

「何だよっ」

「‥その‥」

「なんなんだよっさっきから!」

「ちょっと待てよ…心の準備がまだっ」

心の準備?

何だよ…何言おうとしてんだよ

怖えーよっ


「先輩‥まさか‥」

日高が目を丸くして顔覗き込んできた

「まさかって何だよ…」

「いに‥なったのか‥」

「胃?」

バカだろ先輩胃な訳ないだろ‥

触っちゃいけない先輩の肩持ってちゃんと聞いた

「嫌いになったのか!?」

「は?」

思ってもみなかった事言われ拍子抜けした俺

「俺が先輩を好きすぎる余り先輩が欲しくて‥それが嫌で気持ちが離れていったんじゃないのかよっ」

「バカ違えーよっ」

気持ちが離れたんじゃなくて‥

「じゃ‥何?」

ぎゅっとズボン握った先輩

「あのさ‥その‥‥‥。ひっ日高に‥抱かれる度に‥‥その‥‥‥。身体がおかしくなるんだ‥」

「へっ‥?」

「へっじゃない!ちゃんと聞けよ!」

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