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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第10章 すれ違いの純情

アパートの電気をつけ部屋に入ると先輩と愛し合ったベッドが目に入った


先輩‥


優しくベッドの布団を触る手にポタポタ雫が落ちてゆく


あー俺って最悪



ベランダの洗濯物が目に入り

そういや洗濯物干してたんだっけ?


足取り重く洗濯物を取り入れると先輩のズボンが干されていた

先輩‥


洗濯物を畳み終わり風呂釜にお湯をはりに行くと


思い出される先輩と一緒に入った風呂の時間



いつの間にかこのアパート


先輩との思い出いっぱいじゃん‥




トイレで先輩パンツ履き替えたっけ




俺部屋で殴られたよな‥





先輩ビールこぼして






ベッドで何回も愛し合ったよな‥





ハムエッグ作ってくれたっけ‥




先輩‥





嘘だと言ってくれ




無気力のまま風呂に入り何も食べずに布団に入った




携帯が着信のランプを点滅させていた





先輩からだ‥






けど





メールで終わらせよ‥









さようなら 一樹





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