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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第41章 小野寺さんと橘さんと俺と先輩

冷やしてくださいねって‥

コーヒー零しただけなのに‥

小野寺さん大袈裟だよ…

そう思いながら足を見るとほんの少し赤くなっていた

「赤くなって‥る‥」

シャワーから水を出し太ももを冷やしていると

お湯這っといた方がいいのかな…

小野寺さん入るかも知れないし‥

バスタブにお湯を這って出たら洗面台でコーヒー零した部分を洗ってくれていた小野寺さん

あの小野寺さんが洗ってる!?

「あっあの小野寺さんがそんな事されなくてもっ」

「橘さん足‥大丈夫ですか?痛くないですか?」

俺の少し赤くなった太ももを見て言った小野寺さん

「大丈夫‥です。」

「乾くまでバスローブ着ていてください」

俺にふわっとバスローブを手渡した後ズボンの濡れた部分をタオルで挟んだ小野寺さん

「あっあの小野寺さんっ」

「なんですか?」

「あの‥お風呂入れたので良かったら‥」

「お風呂?」

「だから‥その‥お風‥呂‥?」

ハッ!
もしかして小野寺さんはただ純粋に火傷にならないように服がシミにならないように連れてきただけなのか?

だとしたら俺‥

お風呂と言った後口に手を当て止まった橘さん

「橘さん?」

「かっ帰りましょう!!小野寺さんっ」

「‥‥橘さん?‥ぷっ」

慌てて俺が洗ってあげたズボンを取りに行った

プレゼントしたズボンを履けばいいのに、わざわざ濡れたズボンを履くなんて
しかも俺の目の前で

この人は単純で素直でわかりやすい人だ

「ぷっ‥はははは(笑)」

「ぷっははって‥笑う事ないじゃないですかっ誰だってloveホテルに来たらすると思うじゃないですか?だからお湯這ってじゅっ準備したんでしょ!」

「準備?」

「だからっ!」

「ぷっ‥はははは(笑)」

また笑った小野寺さん

「そんなに笑わなくったっていいでしょ」

俺が早とちりしてお風呂にお湯這って、loveホテルに来たらする事は一つ
でも違っていた

しかも子供扱いするなんて
誰だってすると思うだろ!!

一人百面相していると頭をクシャクシャ♪と撫でられた

「確かに(笑)橘さんはしたいですか?」

したいとか‥きっ聞くなよ‥

「小野寺さん‥は?」

「私が聞いたんですよ?」

ズルイ‥
小野寺さんが入るかと思って入れたお湯
けどしたいかって聞かれたら‥そら俺だって

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