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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第41章 小野寺さんと橘さんと俺と先輩

「小野寺さんが‥したいなら‥」

「だから私が聞いているんです。橘さんはどうですか?」

だからっ俺はっ

「聞かなくてもわかるでしょっ!」

確かにお湯這って準備してくれていたぐらいだから聞かなくてもわかる

だけど橘さんの口から聞きたい

俺を求めている言葉を聞きたい

「橘さん‥こっち向いてください」

橘さんの頬に手を添えて俺の方に向けさせた顔

「橘さん」

俺の胸にすっぽり入った橘さんが俺の胸当たりの服をぎゅっと握った

「ズルイ‥ズルイ!そんな事聞くなんて‥したいかしたくないかって聞かれたら‥きっ決まっているでしょ‥」

ズルイのはあなたです
まだ一度も聞かせてくれない聞いていない。
心の中でそう呟いてため息つきつつ‥


ザッブーン♪

何っこの体制?
小野寺さんが足伸ばして入った上に座らされた俺

ってか後ろ当たっ当たってるしっ

そーっと離れようとバスタブのフチに手をかけた

「まだ入ったばかりですよ?」

そうじゃなくって当たってるからっ

「‥‥‥‥」

ゆっくり戻されてしまった俺の身体

チャプン‥チャプン‥

優しく湯船のお湯を肩にかけてくれる小野寺さん

誰も邪魔しない柔らかな湯気がたつバスルーム
暖かな2人だけの時間



お風呂から上がって先にベッドに入った俺
小野寺さんが出てくるのを待つ少しの間 心臓がバクバク鳴って苦しかった

みっ水飲もうっ
水飲んで落ち着こう‥

ベッドから降りようとした時腰にバスタオル巻いた小野寺さんが出てきてしまった

すごく引き締まった逞しい肉体‥あの身体で今から

ボッと顔から火が噴いてガチガチに固まってしまう俺の身体
シーツを強く握ってしまった

ギシッ‥
橘さんの横に座って声かけた

「橘さん‥」

「はっはい!」

小野寺さんがそのままベッドに来て
ベッドに来るのは当たり前だけれど
ベッドがしなって声がしたから返事したら裏がえってしまった声

「緊張‥しているんですか?クス」

「みっ水を飲もうと」

「ああ水ですか。少し待っていてください」

そう言って冷蔵庫からミネラルウォーターを取って持ってきてくれた小野寺さん
「ありがとう‥ございます」

俺は手を差し出した

「‥‥‥‥」

キュッキュ♪

蓋まで開けてくれた小野寺さん

小野寺‥さ‥ん?

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