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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第41章 小野寺さんと橘さんと俺と先輩

初めて江崎の家にお邪魔した日の事

「江崎も本が好きだったのか?」

江崎の部屋の本棚には沢山の書物が並べられていた

まだ見た事のない本が沢山あった

「好きってゆうか‥」

こいつ本当に本が好きなんだな‥
良かった集めといて

「持って帰っていいぞ(笑)」

「本当か?ありがとう♪」

目を輝かせて本を選ぶ橘

俺が一人で住むマンションに橘が来た時喜ばせようと思って集めておいた本


入学式の時に一目惚れした橘を想い続けて3年

最後の3年のクラスでやっと同じクラスになれた。

いつ声をかけよう‥
その時はすぐに訪れた

皆帰った放課後橘だけがまだクラスに残って本を読んでいたから声をかけ一緒に帰ったオレンジ色の夕焼け空


それから毎日俺は橘の中に俺とゆう存在を意識させる為に必要以上に側にいたら俺に心開くようになった

それはある日の事

「橘?」

いつものように放課後2人で教室に残り本を読んでいると目の前の椅子を逆に座り肘ついていた江崎

「ん?今いいとこだからもう少しだけ待って」

返事して続きを読もうとしたら本に指を挟んできた

「好きだ」

「えっ‥」

突然の告白

その日も綺麗なオレンジ色の夕陽が教室の2人を照らしていた

「だから付き合ってくれ」

「‥‥‥‥」

江崎が俺を好き?

江崎の手が俺のほっぺたに触れオレンジ色の夕陽が差す中軽く触れた唇

初めて男とキスしたのが江崎だった

柔らかい‥

男の唇って柔らかいんだ‥

「付き合えよ…な?」

「えっ‥」

「えっじゃねーだろ?もう俺達キスしたし(笑)今日から俺と橘は恋人同士だからな」

「だからなって勝手に決めるなよ!」

さっき軽く触れた唇を指でなぞってきた

「嫌じゃなかっただろ?それとも付き合ってるヤツいんの?」

「いないけど‥だけどっ」

「だったらいいじゃん♪俺は橘好きだぜ(笑)良かった~‥」

ん~っと伸びして言った江崎

「良かったって何が?」

「ん?俺入学式の時からずっとお前が好きだったんだ(笑)3年越しの恋がやっと実ったって訳よ♪」

「訳よって‥」

だけど3年間の間同じクラスになるまで江崎の存在すら知らなかった俺

そんな俺をずっと想い続けてくれていた江崎

どれだけ苦しかったのだろうとか考えたら胸が熱く痛くなり断れなくなってしまい

付き合う事になってしまった

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