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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第10章 すれ違いの純情

先輩に甘いカフェオーレ作ってあげた

「‥‥どうぞ」

コトッ‥

「………………」





「あのさ…先輩に他に好きな人いるなら‥
俺別にいいからさ…変わりとか嫌だし」


《コイツ何言って‥》


「あー‥俺だけ先輩に夢中になってた…だけだし…だからさ…その……先輩は俺の事‥好きとかそんなんじゃなかった訳だし‥」


コイツ……


バシッ!!

「っ痛てーっ!!何すんだよっ」

「メールで‥終わらす事なのか‥そんな軽い事だったのか‥」

《俺だってお前が好きだよ‥!》


「俺の気持ちはいつも無視かよ!!勝手に決めんな!!自分の事ばっかり言ってんじゃねーよ!?」


先輩?


《お前に夢中にさせたのお前だろっ》



「俺が何かしたか!?俺がお前に何かしたか!?何でいつもそうなんだよ!?いつもいつも勝手に決めやがって!!」


「俺‥‥見たんだよ。アンタが他の男とキスしてるとこ‥‥見たんだよ!!」



「はぁ!?いつだよ?俺はしていないっ!」


「見たんだよ!アンタが一番わかってるだろ?俺に言わす気かよ‥」

いつだよ?

「わかんねーよ。いつだよ‥」

しらばっくれる気かよ先輩‥‥っ‥

「もういいよ‥」

そう言うと日高が背を向けた

俺に背を向けた‥


《何でいつもお前はそうなんだよ‥》


「よくねーだろ?日高!」


「俺はアンタの何なの?」


「俺はアンタの何なんだよ!!」



「いつもいつも俺だけがアンタを求めて‥アンタは俺を必要としてくれない‥」




「お前何言ってんの?」


変わりなんかじゃねーよ‥



「頼りねーかも知んねーけど‥アンタの役に立ちたくてアンタの事ばっかり考えて‥いつもアンタの事思って‥」


俺はお前を必要としているだろ‥


わかんねーのかよっ


「辛いんだよ‥アンタの事思うと‥いつか‥いなくなるんじゃないかって怖いんだよ‥」

ふわっと
俺の上に何かがかぶさった‥‥‥




「お前は変わりなんかじゃねー‥」


先輩‥‥‥?



「変わりなんかじゃねーよ‥」



けど‥


「俺はお前から離れない」


先輩‥



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