テキストサイズ

。+゚僕は君に恋をした。+゚

第42章 ♪温泉旅行♪

「先輩っチョコ食べすぎ!」

日高が俺からチョコ奪い取った

「返せよ!」

「ダメ!お腹壊すよ!」

「子どもじゃあるまいしっ返せ!」

そんな2人のやり取りを羨ましそうに見つめる河辺がいた

「鮫島先輩?」

「着いたら、まず一緒に温泉入ろうな」

俺の手を握ってそう耳元で囁いた鮫島先輩

一緒に温泉‥

家の露天風呂で夜空を見ながら激しく抱かれた事を思い出す

「どうした?河辺」

真っ赤な河辺の顔

「ううん‥別にっ」

握られた手から鮫島先輩の熱を感じる

ドキドキして心臓が爆発しそう

露天風呂=sex?

けど旅館の露天風呂そんな事ある訳ないか‥

「心配するなクス」

「えっ‥何を?」

俺を引き寄せ耳元でまた囁いた

「ぼっ僕っトイレ行ってくるっ」

「河辺?」

恥ずかしいっ
耳元でちゃんと抱いてやるからとか言うなよ!

けど嬉しい‥

握ってくれた手を胸に抑えてトイレに入った
どこで抱いてくれるんだろ?どうやって?とか思ったら胸がドキドキして乙女な自分に気づく

俺いつからこんな乙女チックになったんだ‥

自分の事俺って言う必要もなくなった気がする

俺と言う事で自分の殻を守っていた

けど今は身も心も鮫島先輩の物

鮫島先輩が守ってくれている

もう俺って思う必要ないんだ‥

そう思うと身体の力が抜け軽くなった気がした



河辺のヤツ遅いな…
まさか酔ったとか‥
俺が席から立ち上がった時相川が声かけてきた

「鮫島♪トランプしようぜ♪トランプ♪」

「先輩っ横見ながら組み換えたら落とすよ!」

「お前は俺の親か?!」

いちいちうるさい日高

だって先輩さっきから鮫島先輩見ながら組み換えてるから手とかに当たってちゃんと組み換えれていないし落としそうだしっ

「俺河辺見てくるわ?」

「河辺?どうかしたのか?」

「いや‥戻ったらするから待っててくれよ」

「わかった♪それまでずーっと組み換えとくからな♪」

ずっと組み換えとくって先輩?

シャッシャ♪とトランプ組み換える相川に告げ俺は河辺の様子見に向かった

「先輩もういいんじゃ…」

「うるさいなっ他にやる事ねーしいいだろ別に」

やる事ないって普通に俺と話して待ってたらいいだろ‥

何だよ先輩‥

俺はそんな先輩に背を向けた

ストーリーメニュー

TOPTOPへ