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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第42章 ♪温泉旅行♪

先輩に説明しても無駄だと思い首を抑えて出た車

「日高~♪日高~♪」

先輩が先に走って行き俺に手招きしてくる

「何!?俺首痛くて走れないからっ」

早く早く♪とずっと手招きする先輩

なんだよ‥

ゆっくり先輩の元に行くと香ばしいいい香りが漂ってくる

餅焼いてる‥

すると先輩が指差した

「え?」

え?じゃねーだろ♪

「だから♪」

早く早く♪

「だから?」

指差してんだろ♪

「え?」

イラッ!
分かるだろっ!

「草餅だよ!」

見たらわかるよ‥それぐらい

「草餅が何?」

‥‥‥‥。

「もういい!」

えっ?先輩?

「ちょっと先輩?!」

普通指差したら分かるだろ!!

何でわかんねーんだよ!

その後俺が話しかけてもお菓子追加で買っとく?とか言っても先輩はいらねー!としか言わなかった
何怒ってんだよ‥

俺が今欲しいのは焼きたての草餅なんだっ!!

イライラして戻った車
日高のヤツ!日高のヤツ!

車に戻ると鮫島と河辺が俺が今食べたい草餅持って美味しそうに食っていやがった

「旨いな♪河辺♪」

「うん♪甘さ控え目でヨモギのいい香り♪」

ゴクッ‥

「先輩待ってくれよ!」

「うるせーな!いらねーってんだろ!」

いらねー?何が?

鮫島達を見るのをやめ窓を見て腕組みした

その時わかった俺

草餅!?

買って欲しいなら買って欲しいってはっきりそう言えよ‥

はぁ‥。

俺は首を抑えて今度は走って買いに行った草餅一つ

戻った車

「先輩はいっ」

日高が渡した物

俺が食べたかった草餅♪

「いっいらねー!」

一瞬取ろうとしてやめた先輩

「何で?食べたいんでしょ?ほら♪」

「いらねーってんだろ!」

「じゃ俺食べよう♪あ~っ‥。」

口に入れようとしたらじーっと見てきた先輩

「欲しいんでしょ?」

「いっいらねー‥」

また窓の外を見た先輩

俺はそっと草餅を先輩の前に置いて場所を離れた

日高が置いて行った草餅一つ

食いてーな‥

キョロキョロ周りを見たら誰も見ていなかったから食べれた草餅♪

旨っ♪

何でこんな旨いモン一つしか買って来ねーんだよ!


‥‥‥‥。

一口だけ残して置いといた


日高が席に戻ってきたかと思うと草餅口に入れた

先輩優しい俺の為に‥

先輩の優しさと草餅のいい香りと甘さが口に広がる

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