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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第42章 ♪温泉旅行♪

指輪はめてやったら上にかざしたり、下向けてマジマジ見たり‥

恥ずかしいからやめてくれっ

いきなり俺の手を握った日高

「なっなんだよ?」

「先輩!俺っ大切にするから!!すっげー嬉しい♪嬉しいなぁ♪あははは(笑)」

泣いていたかと思ったら今度ははしゃぎだした

安物なのにこんなに喜んでもらえるなんて思ってもみなかった。

温かくなる俺の心

優しさに包まれるみたいな感覚

働いて本物買った時驚き過ぎて腰抜かすんじゃねーかコイツ…

とか思ったら自然と俺も笑っていた



瓶を返しに行って戻ってきた20円

俺の10円日高に渡した

日高が何やらゴソゴソしだした

「何やってんだ?」

「ん?ここにこう入れて‥もう一枚入れて‥」

「だから何やってんだって?」

「できたー♪」

じゃ~ん♪と俺に見せてきた指輪が入っていたケースに指輪の代わりに押し込まれた10円玉2枚

「はぁ?何これ?」

「記念♪」

「何の?」

何のって‥

指輪をキラーンと俺に見せ20円刺さったケースを指輪のはめた左手の横にもってきて日高がこう言った

「先輩と飲んだみかん水と先輩が俺の為に買ってくれたこの指輪の思い出に(笑)」

「‥‥‥バカだろ」

先輩はバカだろって言って先に歩いて行ったけど

本当は俺のしたこの行為をきっと先輩も嬉しいはずなんだ

俺にはわかるからな‥先輩♪



日高は何かと記念だとか言って回収したがる

ナンパ野郎と焼き肉屋行った時もそう

女かって‥

けど1つ1つ俺との思い出を大切に記念だと言って残してる日高

俺は…そんな事しなくてもちゃんと‥ちゃんと心にお前との思い出刻んでるからなっ心配すんなよ!

「早く来いよ!ノロマっ」

「ひどっ!置いて行くなよ~っ」

走ってきた日高が後ろからぎゅっとくっついてきた

「先輩♪好き(笑)だ~い好き♪」

「みっ耳が痛てーっ!くっつくな!離れろって」

耳真っ赤にしてかわいい(笑)

そう言いながらも本気で嫌がらない先輩

本当にこの人のする事は予想外でお茶目で可愛いなぁ♪なんて思ってずっと抱きついていた

「いい加減離れろって!」

「何で?ほら♪お揃いだよ♪うふふ♪」

先輩の左手持って俺の左手と合わせて見せた

お揃いって‥

「先輩好き!好き!だ~い好きだよ(笑)」

「何回も言うな!わかってるよっ」

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