テキストサイズ

。+゚僕は君に恋をした。+゚

第43章 砂浜デート

コンコン♪

ナンパ野郎達の部屋に着いたから一応ノックした扉

しー‥ん。

「あれ?いないのか?」

扉の中に引き戸があって引き戸を開けると部屋になっているからノックしても聞こえない
だから廊下側にチャイムが備え付けてある

チャイムなんかあるの知らずノックした
出てこないからドアノブ回したら

ガチャッ‥開いた?

「不用心だな‥入るぞ?」

「お邪魔しま‥す」

抜き足差し足忍び足で何故か入った扉の中

そーっと襖開けると普通に窓際の椅子に座っていた橘さんと小野寺さん

「ノックしたのに返事しろよっ!!」

えっ!?って顔してこっち向いた2人

「だからノックしただろ!返事しろって!!」

「先輩っ」

ノックしたけど勝手に入ったのは俺たちなんだから
そらびっくりもするだろ?
「ああ‥ごめんごめん(笑)何?」

何?って用があるから来たんだろっ

ムカムカしてきた

小野寺さんが俺に手招きしてくる

何だろ?

橘さんが先輩の元に行ったと同時にすれ違った俺

「何?小野寺さん?」

湯のみの中を指差した小野寺さん

「桜?」

右手を俺の耳に添えて聞いてきた

《何に入れるか知ってるか?》

え?昆布茶じゃ‥

俺も小野寺さんの耳に右手を添えて返事した

《昆布茶》

《‥‥‥》

《どうしたんですか?》

《いや‥実は》

一樹になら話しても‥

ナンパ野郎から鍵貰ったら見えた日高と背高ノッポがひそひそ話してるとこ

ムッカー!

「おいっ離れろっ!!」

「ちょっ先輩!?」

小野寺さんと耳打ち際で話していたら先輩が引き離し俺を抱きしめた!?

「日高は俺だろ!」

俺だろって先輩?

「どこをどう見て何を勘違いしたんだ?」

勘違いしただと!?

「日高とこそこそ話してたろっ」

「だから?それだけだろ?(笑)」

うっ‥。
それだけだけど

日高の事となるとカーッと頭に血が上って頭より先に行動に出てしまう俺

「なっ‥何の話してたんだよ‥」

「大きな声では言えない事だ」

「なんだよっそれ!?」

橘さんの耳に入ったら橘さんが傷ついてしまう‥。
「何の話?」

ナンパ野郎がやってきた

「背高ノッポが」

「小野寺だ!!」

いちいちうるせーな‥

「小・野・寺・さ・ん!が日高に」

「何だその言い方は!」

ホントいちいちうるせーよ

ストーリーメニュー

TOPTOPへ