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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第43章 砂浜デート

小野寺さんが日高君に?

日高君を見た俺

「あーっ橘さん!俺昆布茶飲みたいな‥あはは…。あっ先輩も飲みたいって!」

俺飲みたいなんて一言も言ってねーぞ‥

「日高?」

「あっそうだ♪桜の花びら浮かべてあげる♪」

「はい!お願いします♪先輩の分も(笑)」

だから俺頼んでねーって‥

桜の花びら浮かべて昆布茶を俺と先輩に入れてくれた橘さん

ごくっと飲んだ昆布茶

「昆布茶に桜って風情があってすごく美味しいね♪ね?先輩♪」

そんなに旨いのか?
どれどれ‥ゴクッ!?

「ああ!!?確かにっ!コレ旨い♪旨いぞ(笑)」

意外にもイケたからびっくりした桜昆布茶

橘さんが小野寺さんの湯のみを手に取った

桜の花びら入った昆布茶そんなに美味しいのか?
じゃ小野寺さんにも飲ませてあげたい♪

「入れましょうか♪」

「あっああ。すみません‥」

橘さんを傷つけずに桜の花びらは本当は昆布茶に入れる物なんだよって教えてあげる事はすごく簡単な事だった

やっぱり一樹だな‥

俺は傷つけたくない事ばかり考えて、こんなにも簡単に教えてあげれた事だったとは気づきもしなかった。

日高君が湯のみをテーブルに置いた時見えた左手の薬指に光る物

「日高君‥それ?」

それ?
橘さんが見てた先は先輩が買ってくれた愛の証

「これはね♪先輩が買ってくれたんだ~ぁ♪うふふ♪いいでしょう?(笑)」

日高が左手をヒラヒラさせて薬指の指輪をナンパ野郎に見せびらかした

「日高っもうやめろって!」

先輩が買ってくれた指輪を橘さんに御披露目してたら
先輩が握ってきてそのまま引っ込めさせられた

「何で!?先輩が買ってくれたんだから見せたいーっ」

力尽くでもテーブルの下から出してやるっ

「いいって!そこまでして見せる程の物じゃねーからっ」

出すなっ

「何でだよっ?!」

「安‥安物だから‥日高がくれた物とは比べ物になんねーぐらい安物だから‥」

先輩はバカだな‥

日高が俺の手を両手で握ってきた

「愛は値段なんかじゃないんだよ‥先輩」

愛はって指輪だろ?

「日高‥」

指輪の話だろ

「先輩‥」

先輩が俺を愛しそうに見つめてくる
あー何て罪深いその瞳‥

そんな2人を見る俺と小野寺さん

一体何の愛の小劇場が始まった?

「‥橘さん?」

2人を見てたら小野寺さんが俺を呼んだ

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