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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第43章 砂浜デート

ベッドから降りようとしたら橘さんが俺を抱きしめ離さなかった

俺はどこにも行かないから…

また包み込んだら少し緩んだように感じた手

前髪かきあげ瞼にキスを落とした




「先輩っ待ってよ!」

「チンタラ歩いてんじゃねーよっ日が暮れちまうだろ!!」

別に好きでチンタラ歩いてる訳じゃないよ!
先輩が俺に合わせてくれるかな?と思ってわざと遅く歩いてんだろっ

それなのにっ!!

ムカッとした時

「早く来い(笑)」

先輩が立ち止まって両手広げてくれた

何だ?
この小さな感動は‥
「先輩っ」

先輩の胸目掛けてダイブした

「うわっ!?」

「えっ?!」

ドッサーッ!

そのまま地面に倒れた2人

「イタタタッ!バカだろお前!飛び込んでくるヤツがいるかよっ」

だって両手広げたじゃんっ

「しっかり受け止めない先輩が悪いんだろっ」

「何だよ!俺が悪いってのか!!」

パパとママの声がした?

僕は力いっぱい吠えた

ワンワン♪ワンワン♪

「あっモコモコ『あっ白先輩♪』」

‥‥‥‥。

‥‥‥‥。

静かに離れて開けた車のドア

ワンワン♪ワンワン♪

ブンブンしっぽ振りました白先輩が俺にじゃなくて先輩に飛びついた

ペロペロ♪

「くすぐったいだろモコモコ(笑)一緒に砂浜行くか?な?♪」

ワンワン♪

俺って必要ないんじゃ‥

少し寂しい気持ちになる

白先輩の首輪に紐つけて砂浜まで到着した俺たち

宿と砂浜は歩いて数分目と鼻の先だった

「紐外してやっから泳いで来い♪ほら行け♪モコモコ!」

「ほら行けってまだ冬だよ!先輩っ」

ワンワン♪ワンワン♪

紐外してやったら海に飛び込んで行ったモコモコ

「喜んでんじゃん?(笑)」

ジャブジャブ寄せては帰っていく波を追いかける白先輩

「まぁ‥ね‥。」

あっ小枝見っけ♪

先輩がしゃがんで何か砂浜に書き出した

「見るなよ!目閉じてろっ」

「う‥うん」

ドキドキ

これは‥
もしかして‥

砂浜に描くloveメッセージ!?

「いいぞ♪開けろ♪」

「うん♪」

そーっと目を開けみた砂浜に描かれた文字

文字?

「上手いだろ!♪」

文字ではなくてタヌキと棒人間が2体?

「何これ?」

「はぁ?見てわかんねーのかよ?」

「そうじゃなくて‥普通は文字だろ?」

文字?

あっそうか?

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