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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第43章 砂浜デート

日高に言われて文字を付け加えた俺

モコモコと俺と日高
っと♪

「できた♪」

モコモコと俺と日高?

何だそれ?

「ぷははは(爆笑)」

「笑っ‥笑うなよなっ!だったらお前も書いてみろよ!」

小枝を俺に渡してきた先輩

スラスラ日高が書き出した

縦に線を書いてカーブさせ途中くぼませて最後は左に曲げ、曲げた横に今度は右に向かって線を引いた

何だ?

「最後はこれ♪できたよ♪先輩見ていいよ♪」

見ていいよって俺ずっと見てたけど‥

「なっ!?」

最後はって言った時何したか見えなかった俺

完成した絵を見てわかった

「先輩と俺♪」

見たらわかるよ‥
いつきとなつめって書いてある‥

だけど‥

「砂浜にまでキスしてるとこ描かなくてもいいだろっ」

俺と日高がキスしてる絵の周りをデッカくハートで囲んであった

「何で?いいじゃん別に(笑)ほら先輩こっち向いて」

こっち向いてと言われて日高を見た

チュ‥

!!!!?

キラキラ光る本物の海をバックに唇を重ね合わせた俺と先輩



部屋で寝ていた河辺と俺

目を覚ましたら河辺はまだ寝ていたから退屈な俺は散歩がてら砂浜にやってきた

あれ?あそこにいるのなっちゃんと日高君じゃね?

何してんだ?あの2人?

目を凝らしてよーく見てみると

日高君が相川を包み込み海をバックに2人がキスしているのがこっちから見えた
やるねー♪

ザッバーン♪サラサラ‥

ザッバーン♪サラサラ‥

それは、まるで幻想的で綺麗で美しく
一枚の絵になる光景に思えた


パシャ♪

デッカく写真に焼き回ししてプレゼントしてやるからな(笑)
俺は携帯のカメラを最大限ズームしてその光景を隠し撮りして収めた

チュパ‥と離れた唇

「なっちゃ~ん♪日高君♪」

振り向けば鮫島が手を振っていた

「バカ!お前見られたかも知んねーぞっ」

「いいじゃん別に(笑)鮫島先輩こっちこっち♪」

良くねーよっ!バカだろっお前バカだろ!

日高が鮫島に手を振った

「何で呼ぶんだよっ!!」

「何でって何で?」

…………。

せっかく2人っきりの砂浜デート

よりにもよって鮫島を呼んだ日高

コイツ何考えてんのかさっぱりわかんねーよ‥

俺と2人っきりになりたくねーのかよ?

ホントわかんねー。

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