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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第43章 砂浜デート

「白先輩おいで♪」

ワンワン♪ワンワン♪

ぶるぶる♪

「こら白先輩冷たいだろ!(笑)紐つけるからじっとして…あっ!動いちゃダメだって!」

首輪に紐つけようとしたら、白先輩が砂浜を駆け回り始めた
「こら!白先輩待てーっ(笑)」

日高が砂浜駆け回るモコモコを右手あげて追いかける

「あはは(笑)あははは♪白先輩こっちだよー(笑)」

俺は親指と人差し指以外の指を折り曲げ、シャッターフレームを作り

砂浜をモコモコと駆け回る日高にピントを合わして構えた

「あはは(笑)白先輩の勝ちー!俺負けた(笑)くすぐったいってやめろよ(笑)」

今だ!

「パシャッ♪」

モコモコが日高のほっぺた舐めるのを満面の笑顔で受け入れる日高を手作りカメラで激写した

日高との思い出のアルバムにまた一枚増えた新しい心のフィルム


そんな2人を携帯カメラで隠し撮りした俺

相川が指を交差させ構えてる先には白先輩とじゃれあう日高君

「俺って将来カメラマンとか合ってんじゃねー♪(笑)」

撮れた写真見て自画自賛した

「なっちゃん日高君?そろそろ帰るか?」

鮫島が呼んだから手作りフレーム構えるのやめた

「日高!♪行くぞ!」

ワンワン♪ワンワン♪

モコモコすげー嬉しそうじゃん(笑)

連れて来て良かった♪

日高の笑顔も撮れたし(笑)

俺は一人そう心で呟いた


「夕食なんだろね♪?やっぱり海の幸かな?部屋食らしいよ♪」

日高の前をしっぽ振りながら歩くモコモコ

「山も近いから海の幸山の幸の盛り合わせとか?(笑)」

「鮫島?お前バカだろ?」

「何がだよ?」

「海の幸山の幸盛り合わせってそのまま食えねーじゃん!」

先輩の方がバカだろ?

「盛り合わせっていうのは造りだけが盛り合わせじゃないよ先輩(笑)」

「え?そうなのか?」

「当たり前だろ?鍋の横に盛ってんの何て言うんだ?」

「ザル盛り?」

「‥‥‥‥」

「‥‥‥‥」


なんだよ?
何か言えよ?

「おいっ!待てそこの2人俺を置いて行くなっ」

「バカはほっといて行こう日高君♪」

バカつっあーっ日高の肩に腕組んだ!

「鮫島ーっ(!!)」

ぶへっ!

引き離しに行こうとしたらつま先が砂にめり込んで前に躓いた

呼ばれたから振り向いたら相川がこけてた

「何やってんだよ?なっちゃん(笑)」

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