テキストサイズ

。+゚僕は君に恋をした。+゚

第43章 砂浜デート

「笑ってねーで手貸せよっ!」

自分で立てるだろ?
甘えるな‥

そう思ってもかわいい相川

側まで戻ってスッと差し出した手

「‥‥‥?」

「あ?掴まねーのか?」

手貸せつったろ?

甘えるなっ!とか言われんのかと思ったのに、あっさり差し出してきたから正直驚いた

「‥‥‥‥」

「ほら!立てよ(笑)」

「ちょっ引っ張んなっ」

鮫島に腕引っ張られて起こされた身体

「あーあ‥砂まみれじゃん(笑)」

パン♪パン♪

服についた砂まではたき落としてくれる鮫島

「いいって!自分でできるからっ」

きっ気持ち悪い‥

「だったら自分で立てよ(笑)」

はっ?

「お前が勝手に起きあがらせたんだろっ」

「勝手にとは何だ!礼ぐらい言えねーのか!!」

‥‥‥‥。

礼?
まだ言ってなかったっけ?

「あり‥」

「やっぱりいい」

は?

「っておいっ!置いて行くなよ!」

俺を置いて日高の元に戻って行く

相川が俺に礼を言えば真っ青な青空が消えてしまうと思った

「そういえば河辺は?」

「なっちゃん気づくの恐せーよ(笑)河辺はまだ寝てる」

寝てる?

「何しに来たかわかんねーヤツだな(笑)」

先輩それさっきも言ったから‥

3人で砂浜を歩いて出た道
前の道路を横断すれば宿

「俺白先輩車に連れて行くから先輩は先に鮫島先輩と戻っといてくれよ♪」

「え‥ああ」

先にって一緒に帰ったらいいだろ?




宿に入り相川と2人歩く廊下

「日高君犬好きなんだな♪」

鮫島がエレベーターのボタン押して言ってきた

「モコモコだからな(笑)」

モコモコだから?

チン♪

すぐやってきたエレベーター

「どうゆう意味だ?」

乗り込んだ俺達

「は?」

は?ってなんだよ?

モコモコに白先輩と付けた日高
気づかない鮫島は相当鈍い
「言わなくてもわかるだろ?普通」

わかってたら聞かねーよ!

部屋に着き扉を開けたら河辺が走ってきた

「鮫島先輩どこ行ってたの!?僕不安だったんだからっ」

「あー悪りぃ。お前寝てたからさ(笑)」

「起こしてくれたらいいだろっ」

兄さんと2人でどこ行ってたんだよ!

河辺が鮫島の腕に腕絡めて部屋に鮫島を連れて行く

チラッと振り向いた河辺に睨まれた

俺何かしたか!?

日高先輩にチヤホヤされ鮫島先輩とまで何で兄さんばっかり!

ストーリーメニュー

TOPTOPへ