
。+゚僕は君に恋をした。+゚
第44章 思い出
ゆっくり起き上がってまた歩き出そうとした時
ポン♪
肩叩かれた
ビクッとした俺の身体
甚一の話が終わり階段で降りたら橘さんがそこに立っていた
「‥‥‥‥」
「どうしてこんな所に?」
この声は小野‥寺さん?
「ごめなさい!」
「橘さん?」
下を向いたまま俺に謝ってきた
「謝る事なんてしていないだろ?どうした」
首を横に振った橘さん
今度は何だ?
何があった?
「小野‥?」
そっと優しく包み込まれた俺
「橘さんはあの指輪本当にほしいか?」
「え??」
顔を上げた橘さんの瞳がうっすら滲んでいた
また泣いていたのか?
何故泣いていた?
「本当にアナタって人は少し目を離すとどこか行ってしまいそうで俺が滅入っちまいそうになる」
小野寺さん?
「何処にも行くなよ‥橘さん」
「ごめんな‥さい」
謝ってばかりの橘さん
俺は橘さんの泣き顔しか見た事がない気がする
橘さんを悲しませてばかりいるのか?
「指輪‥ほしいか?」
「う‥うん!」
小野寺さんと一緒に土産物売り場にやってきた
「本物じゃなくてもいいのか?」
本物じゃなくても今は小野寺さんの物だって証が欲しかった
「選んでいい?」
「ああ。好きなの選べ」
どれにしようかな‥
こんな安物の指輪をじっくり選ぶ橘さん
橘さんは本当に俺でいいのか
「小野寺さんはどんなのが好き?」
「俺?」
「せっかくだからペアで買いたいな?ダメ?」
‥‥‥‥。
「ペアで買われるお客様大勢いらっしゃいますよ♪」
‥‥‥‥。
売り場の人がそう言えば買わない訳にはいかず
「橘さんが選んでくれ」
「どれがいいかな?」
何もついていないシンプルな指輪が橘さんの前に見えた
「それはどうだ?」
「あっこれにする♪2つ下さい♪」
結局俺が選んでしまった
小野寺さんが選んでくれた方が小野寺さんの物だって気がした
店員さんに渡した2つの指輪
「ありがとうございます2000円になります♪」
「袋に入れなくても大丈夫です」
今着けてあげたくて今着けないと橘さんが俺から離れて行ってしまいそうでそのまま受け取った指輪
けど迷う俺の気持ち
「嵌めて…」
橘さんが嵌めてと言ってきた
不安の中指に嵌めた指輪
「俺も‥」
小野寺さんに嵌めたら俺は小野寺さんの物になる
なれると思った
ポン♪
肩叩かれた
ビクッとした俺の身体
甚一の話が終わり階段で降りたら橘さんがそこに立っていた
「‥‥‥‥」
「どうしてこんな所に?」
この声は小野‥寺さん?
「ごめなさい!」
「橘さん?」
下を向いたまま俺に謝ってきた
「謝る事なんてしていないだろ?どうした」
首を横に振った橘さん
今度は何だ?
何があった?
「小野‥?」
そっと優しく包み込まれた俺
「橘さんはあの指輪本当にほしいか?」
「え??」
顔を上げた橘さんの瞳がうっすら滲んでいた
また泣いていたのか?
何故泣いていた?
「本当にアナタって人は少し目を離すとどこか行ってしまいそうで俺が滅入っちまいそうになる」
小野寺さん?
「何処にも行くなよ‥橘さん」
「ごめんな‥さい」
謝ってばかりの橘さん
俺は橘さんの泣き顔しか見た事がない気がする
橘さんを悲しませてばかりいるのか?
「指輪‥ほしいか?」
「う‥うん!」
小野寺さんと一緒に土産物売り場にやってきた
「本物じゃなくてもいいのか?」
本物じゃなくても今は小野寺さんの物だって証が欲しかった
「選んでいい?」
「ああ。好きなの選べ」
どれにしようかな‥
こんな安物の指輪をじっくり選ぶ橘さん
橘さんは本当に俺でいいのか
「小野寺さんはどんなのが好き?」
「俺?」
「せっかくだからペアで買いたいな?ダメ?」
‥‥‥‥。
「ペアで買われるお客様大勢いらっしゃいますよ♪」
‥‥‥‥。
売り場の人がそう言えば買わない訳にはいかず
「橘さんが選んでくれ」
「どれがいいかな?」
何もついていないシンプルな指輪が橘さんの前に見えた
「それはどうだ?」
「あっこれにする♪2つ下さい♪」
結局俺が選んでしまった
小野寺さんが選んでくれた方が小野寺さんの物だって気がした
店員さんに渡した2つの指輪
「ありがとうございます2000円になります♪」
「袋に入れなくても大丈夫です」
今着けてあげたくて今着けないと橘さんが俺から離れて行ってしまいそうでそのまま受け取った指輪
けど迷う俺の気持ち
「嵌めて…」
橘さんが嵌めてと言ってきた
不安の中指に嵌めた指輪
「俺も‥」
小野寺さんに嵌めたら俺は小野寺さんの物になる
なれると思った
