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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第44章 思い出

「熱っ!?」

勢いよくかき込んだら熱くてびっくりした!

「先輩(笑)ふーふーしてあげるから貸して♪」

「いいよっ!子供じゃねーんだから」

先輩は子供だろ?(笑)

「いいから貸して♪」

先輩の器取って冷ました具材

本当に嫌なら意地でも器取られないようにすればいいのに簡単に取れた器(笑)

やっぱり先輩はまだ素直になれないらしい

「ほら♪冷ましたから熱くないよ♪」

ニコニコ笑顔の日高

俺はありがとうも言わず黙って口に入れた

ありがとうを言えば冷ましてほしかったみたいに思われる‥

けど日高が冷ましてくれたおかげで食べやすくなった

「熱くない?」

コクリと頷いた先輩

かわいい(笑)

俺先輩が素直じゃなくてもいいかもな

ちょっぴり素直でちょっぴり意地っ張りが理想かも?
なんてワガママだよな?

「日高は食わねーのか?」

俺の器に入った具を見て先輩が言ってきた

先輩の器にはさっきふーふーして冷ましてあげた具がもうなくなっていた

「先輩あげる♪」

ちょうどいい具合に冷めてるだろうしね
先輩の器と交換して渡した俺の器

日高が俺の器と交換したらそのまま俺の器持って鍋からまたよそった具

何だ?
食べるんじゃん?

あっ日高は熱い方がいいのか?

「冷めたらまた俺が食ってやるから日高は熱いの食え」

え?俺猫舌な事知ってるだろ‥

あっ?先輩もしかして本当は冷ましてほしいけど素直に言えないからか?

もう先輩ったら(笑)
ぎゅーっしてチューしてやりたいぐらいかわいいよ先輩♪

「わかった♪先輩は何でも食べれる?」

俺?何で俺なんだ?お前が食うんだろ

「豆腐とネギ嫌い…」

でも一応答えた

豆腐嫌い?

豆腐嫌いって前湯豆腐したじゃん?

おかしな事言う先輩だな‥

「橘さんよそいましょうか?」

「小野寺さんのよそってあげますよ(笑)」

「敬語‥?」

「あっつい‥まだ抜けれてないみたいで(笑)」

癖と言うか、今までずっと小野寺さんとは敬語だったから

橘さんがまたよそよそしい?

様子がおかしかったのは江崎のせいか?

「小野寺さん?」

「あっいや‥何でも」

そらそうだよな‥

捨てられたかと思ったら突然現れたんだからな‥

捨てられたって事は橘さんはまだ江崎の事が好きなんじゃ?
江崎はどう思っているんだ?

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