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猫科男子との生活 。

第9章 野良猫には注意が必要です、油断するとーーー…





漣「…っう…///」




首筋にキスを落とすと小さな声だけ響く


自身が熱い、たぶん脳が熱い



何も考えられない、諦めれない



夢斗「諦めるとは言ってない」



紅潮した顔




これが今、俺だけのものになってると思うとやばい




熱い




夢斗「−−…琉月なんかやめて、俺のとこ来てよ」




3日ほど餌を与えられていない捨て猫みたい飢えている






辛い−−…








夢斗「琉月なんかやめて、俺のとこ来てよ」





やめる−−…、琉月を?


そんなの…



こういうときだろう、メールの着信音がなるのは!!



…鳴らないし。




琉月の感覚がどんどん夢斗で塗り替えられていく





《~・。♪》



やってくれた!! この着メロは…有彩…だがよくやってくれた




携帯を奏でる音が夢斗の行動を停止させる



…と思ったのだが、動きが止まるだけでどいてはくれない




漣「…夢斗?」






はぁはぁ…と乱れた息遣いが聞こえる


そして火照っている体





今の私はようやくと言ったところだろうか、火照りが収まってきた





夢斗の体を持ち上げながら、焦る



よくこんな体で日中元気にしていたものだ…



夢斗「…ぃ、た…」



漣「痛い?頭?」



余程、頭痛が辛いのか私の服の端を掴み私の問いにコクっと縦に首を頷かせる夢斗



夢斗「ごめ…きょ、は…も、帰る…から…」




漣「ダメ、寝室貸すから!! …喋るのも動くのも禁止!!」




もぞ、っと動こうとする



だから、だめだって




…琉月が帰る前に帰ってくれるだろうか?


いいや、私はこんな状況の子を…一人で帰すなんてことができなかった

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