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猫科男子との生活 。

第13章 自分の事を捨て猫と自覚している猫は捨てられたくない一心です





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宇宙「なるほど…あの琉月がね…」



夢斗「って話をなんで俺にさせるんですか、漣はいま席を立ったでしょう。」




宇宙「だからよ…貴方、漣の事大好きなのね…」



夢斗「逆に言うと彼女の事しか好きじゃないです。

だから、貴女は嫌いです」



宇宙「えぇ、そういう態度でわかるわ

でもね、貴方が思ってる以上に漣は琉月のことが好きよ」



夢斗「……」




宇宙「そんなことわかってるよ、みたいな顔をしてるわね

それ以上よ、だから、敵わない」




夢斗「やめてください。」





夢斗「そーいうことを言われるとますます盗みたくなる

−−…より強引にね」




宇宙「…あなた…」




漣「あれ?どうしました?全く飲み物が進んでませんけど…」



宇宙「いいえ^^ 大丈夫よ」



夢斗「遅い」




漣「ご、ごめんね」




カフェの中なのだが、空気が重い
重すぎる



何も話していないのなら、飲み物が減っている筈なのだが全く進んでいない


私は目の前のココアの


クリームを掬ってたべる



好きなのだ←




なので、カフェもここにした



宇宙「相変わらずねww
でね、」




漣「はi…え、あ、夢斗…??」




宇宙さんに返事をする前に誰かに袖を掴まれる

それは夢斗だったようだ


そしてそのまま夢斗の顔が近づく



宇宙さんが驚いた顔をしているのがわかる、のだが




夢斗「ん…はっ…あまぁ…い…」




口の横を執拗に舐められる感覚




はぁっという吐息音と共に宇宙さんには聞こえないように「クリーム付いてたよ」…と。







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