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あなたの執事

第2章 執事の龍

昼下がりあたしは中庭のバラ園にいた

赤、ピンク、白、黄色…
たくさんのバラが咲き乱れてバラの香りがあたしを包みこむ



ゆい「ん〜良い香り♪」


暖かい日差し、鳥たちの鳴き声…
そして庭師が大事に育てたバラ達…


あたしはにこにこして歩いていた。



「ゆい様、ご機嫌ですね」


クスッと笑う明るい声。

振り返ると、執事の龍が凛と立っている


ゆい「龍!龍がどうしてここに?」


あたしは、龍のもとに駆け寄る


龍「爺さんから、ゆい様に菓子を持っていくように頼まれたんですよ」


ゆい「わぁ!ありがとう!」


龍は、爺やの孫。
爺やの代から、我が家に仕えてくれている。

背が高く、いつも背筋が伸びていて凛としている。
モデル並みに顔が整っていて
執事だけど、あたしは兄の様に慕っている



龍「本日のお召し物、とてもよくお似合いですね」


ゆい「えへへ♪このヒラヒラのワンピースお気に入りなんだー」



くるっと回ってみせる

その時、腕をぐいっと引っ張られ…


ゆい「わっ…!………んんっ」


龍に抱き寄せられ息ができないくらいのキス


ゆい「…んっ……りゅ…ぅっ」


龍「本当…たべたくなる…」


ゆい「っ!……」


カーっと赤くなる顔を見られたくなくて
顔を反らすが、すぐに戻され再び口を塞がれる



ゆい「…んんっ……んぁ…!」


ゆい「りゅ…りゅぅ…だれかに見られちゃうょ!」


やっと離してくれた龍は、
クスッと笑い、口唇を舐めた



龍「そうですね、では続きは夜に…」


耳元では囁かれまたもや顔が赤くなる。

そうゆうと、龍は屋敷に戻っていった

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