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あなたの執事

第10章 気持ち

しばらく沈黙が続きシンはあたしを抱きしめていた



トクントクントクントクン…



お互いの心臓の音が重なる



シン「…………ゆ…」



その時、シンの声をかき消すような低い威圧感のある声が響いた



「ゆい様」



あたしとシンは、ハッと声がした方を見る


そこには、鋭い目つきでシンを睨みつける龍が立っていた


シンは、急いであたしから手を離し、一歩下がる…


カツカツと龍はあたしのもとに歩いてきて、シンの胸ぐらを掴む


龍「どうゆうつもりだ」


かなりの威圧感でシンを睨みつける


ちょっ…ちょっとまって…っ


龍に慌てて駆け寄り、シンを掴む龍の手を握る


ゆい「龍、やめて!シンは何も悪くないの!」


シンも、龍を睨みつけている

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