あなたの執事
第61章 櫻木
シンはガバっと地面に座ってるあたしの頭に抱きつく
シン「ゆい様、お怪我はありませんか?!!」
あたしは頷くとシンは、よかったとさらに抱きしめた
ゆい「だけど…りのあが…あたしを守ろうとして
壁にぶつかって倒れちゃって…」
シンはハッと、あたしが抱き抱えてるりのあを見た
櫻木「りのあ様は、大丈夫ですよ」
櫻木さんは、あたしの腕からりのあを抱き上げ、
りのあの顔を覗き込むようにした
櫻木「いつも厳しく鍛えておりますので、この程度ならすぐ意識が戻るでしょう」
え……
いつもどんなトレーニングをしてるの…?!
驚いた顔をしてると、櫻木さんは、ふっと優しい笑みを浮かべりのあを見た
櫻木「まぁ…今回は、水流園様を守ろうと頑張ったみたいですし、意識が戻ったら褒めてあげましょうかね…」
ドキ…
櫻木さん…すごい優しい笑顔
なんだかんだ厳しくても、りのあのこと本当に好きなんだろうなっ