あなたの執事
第63章 段階
あたし達は会計を済まし、店を出た
あの店員さんのおかげで…
シンに呼び捨てで呼んでもらえるようになったし、
感謝かなっ♪
気分はるんるん♪でいると
シンが覗き込んできた
ゆい「ん??」
シン「ゆい…ご機嫌だね」
ゆい「だって、シンに呼び捨てにしてもらえてるんだもーん♪
それに敬語じゃないのも良い♪
距離が縮まった感じですごい嬉しい///」
シンはニコッと笑うとあたしの頭を引き寄せてくれた
頭を撫でてもらいながら歩いていると
周りの女の子たちの視線がシンに向いてることに気付く
女の子たちは決まって、少し頬をピンクにして
シンを見てキャーキャー言ってる…
ちらっとシンをみると、
シンは全然気づいていないみたい
そりゃそうだよね
シン、モデルさんみたいにカッコ良いんだもん!
後ろを振り返っても女の子たちはまだこっちを見てる
あたしは、変に独占欲が湧いて
シンの腕に抱きついた
シン「…ゆい?どした…?」
ゆい「…ううん…」