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あなたの執事

第16章 花見当日

うっわぁ〜綺麗!!!


ゆいたちは屋敷の者たちと一緒に花見に来ていた


たくさんの桜が並ぶ中、一番大きい桜の下でみんなで食事を楽しむ


麗華「ちょっとみんな飲んでるの〜??♪」


一人騒がしくみんなに絡んでいる麗華

そんな麗華の飲め飲めに餌食になった屋敷の人たちは飲みつぶれて眠っている


龍「麗華様、飲み過ぎですよ。もぅだめです」


麗華「なによっ龍!いまはお酒飲んで盛り上がるときじゃな〜い♪♪」


龍「それでも飲み過ぎです」


酔っ払った麗華の相手は大変そぉ…

あたしは麗華から一番遠い席に座って二人を眺めていた


シン「ゆい様、こちらをどうぞ」

横に座っていたシンが甘酒を出してくれる


ゆい「シン、ありがとう」

ニコッとシンに笑顔をみせる


シン「私は初めて夜桜というものを見ますがとても綺麗ですね」

ゆい「うん、ほんとに綺麗だよねっ」


ふふ、屋敷のみんなも楽しそう♪

シンとも、花見にこれてよかった♪


ひとりでにやけていると、横からぷにっとほっぺを摘ままれる


ゆい「…?!」

驚いて横を見ると、庭師の息子のカイがこっちをみながら座っていた


カイ「…なにニヤニヤしてるの?」

ゆい「なんでも、ないよ!!」



慌てて表情を戻す


カイ「ねぇ、ゆい様にイイモノ見せてあげる」

カイはこそこそと小声で耳うちした

ゆい「イイモノ…?なに??」

カイ「ついてきて」


カイはささっと桜の樹の茂みに入っていった

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