
For BL lover ・短編集:)
第2章 保健室の鬼
「大変だな。これは重症だ。すぐ保健室へ」
誰だと思って振り返ろうとすると
無機質というか眼鏡をかけた刃物見たいな男に
そんなことを言われ
俺はゾワゾワしていた
お手洗いじゃねーか!!!!!!
「ッ、柿谷またな!俺もうここで帰る、からっ!!早退!早退します!!」
「皐月なに焦ってんだ。保健室そこだろ?休んでけ。・・・御手洗先生すみません。こいつ具合悪そうなので、休ませてもらっていいですか?・・・両親なかなか帰ってこないみたいなので、下校ギリギリまで見てあげてくれると助かるんですが」
「わかりました。柿谷先生、彼の荷物ここに運んでくれますか?」
そんなやり取りをしてると
しんどいのか、だんだんおとなしくなっていた
香野が呟いた
「ポッケの携帯と財布。それしか持ってきてねぇから、鞄ねぇよ。置きっ放しだ」
「はぁ?!馬鹿野郎!偉そうに言うな!御手洗先生、じゃあとよろしくお願いいたします」
「えぇ。では、」
やばい・・・お手洗いの近くで寝るなんてごめんだ
逃げなきゃ
そう思っているのに
お手洗いに肩をしっかり持たれ
保健室へ連れて行かれる
柿谷とは長い廊下でわかれ
先生は逆方向に歩いていっていた
せめて、せめて柿谷のがマシだと思い
助けを求めるため、振り返ろうとしたら
突然すごい力で肩を抱き寄せられる
びっくりして抵抗できずに咳き込んでいると
保健室へ入ってしまっていた
「香野。可愛い顔してるね。いい匂いだし、ずっと保健室で君と喋ってみたかったんだ」
「!!!うるせーよ!薬かせ!それ飲んだら帰る!」
「まあ、そう言わず。とりあえず、熱はかるからそこでじっとしてろ」
お手洗い・・・絶対ゲイだ!!
顔も鋭いし、メガネ怖いし、デカイし、くろいし
火がないところに煙はたたねーって言うだろ?
だからこの男子校で保健室使う人
ゼロだろ・・・!!
なんで俺がここで寝なきゃなんねーんだ
ぐるぐる考えてはいるものの
実際寒い屋上と校舎から
加湿器もある突然あったかい部屋にうつされ
俺は抵抗したいのに
思わず一瞬緊張を緩めてしまった
誰だと思って振り返ろうとすると
無機質というか眼鏡をかけた刃物見たいな男に
そんなことを言われ
俺はゾワゾワしていた
お手洗いじゃねーか!!!!!!
「ッ、柿谷またな!俺もうここで帰る、からっ!!早退!早退します!!」
「皐月なに焦ってんだ。保健室そこだろ?休んでけ。・・・御手洗先生すみません。こいつ具合悪そうなので、休ませてもらっていいですか?・・・両親なかなか帰ってこないみたいなので、下校ギリギリまで見てあげてくれると助かるんですが」
「わかりました。柿谷先生、彼の荷物ここに運んでくれますか?」
そんなやり取りをしてると
しんどいのか、だんだんおとなしくなっていた
香野が呟いた
「ポッケの携帯と財布。それしか持ってきてねぇから、鞄ねぇよ。置きっ放しだ」
「はぁ?!馬鹿野郎!偉そうに言うな!御手洗先生、じゃあとよろしくお願いいたします」
「えぇ。では、」
やばい・・・お手洗いの近くで寝るなんてごめんだ
逃げなきゃ
そう思っているのに
お手洗いに肩をしっかり持たれ
保健室へ連れて行かれる
柿谷とは長い廊下でわかれ
先生は逆方向に歩いていっていた
せめて、せめて柿谷のがマシだと思い
助けを求めるため、振り返ろうとしたら
突然すごい力で肩を抱き寄せられる
びっくりして抵抗できずに咳き込んでいると
保健室へ入ってしまっていた
「香野。可愛い顔してるね。いい匂いだし、ずっと保健室で君と喋ってみたかったんだ」
「!!!うるせーよ!薬かせ!それ飲んだら帰る!」
「まあ、そう言わず。とりあえず、熱はかるからそこでじっとしてろ」
お手洗い・・・絶対ゲイだ!!
顔も鋭いし、メガネ怖いし、デカイし、くろいし
火がないところに煙はたたねーって言うだろ?
だからこの男子校で保健室使う人
ゼロだろ・・・!!
なんで俺がここで寝なきゃなんねーんだ
ぐるぐる考えてはいるものの
実際寒い屋上と校舎から
加湿器もある突然あったかい部屋にうつされ
俺は抵抗したいのに
思わず一瞬緊張を緩めてしまった
