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For BL lover ・短編集:)

第2章 保健室の鬼


加湿器から出続けているミストを思いっきりかぶれるところに座っていた
あったけーし
このミスト気待ちいい
俺、こーゆーの結構好き・・・

そう思いながら、水蒸気の出てるところに手を近づけて少し手を湿らせたり
鼻と口を近づけて思いっきり吸って見たりしていた

あったけー・・・ねみーし・・だるいし・・・・



「何してるんだ。香野、制服を緩めて横になりなさい」

あったかい部屋でぼーっとしていたら
突然眼鏡を外したのか御手洗が振り返って
そう言った

ゾワー!!

さっきまで、眠いって顔して
無防備にぼーっとしていたくせに
再び警戒心を露わにする姿に苦笑しそうになる

「っ、体温・・・体温はかるんだろ!?早くかせよ!!そしたら帰るから!」
「そんなすぐ熱はかりたいのか?」

体温計なのか、キュウリくらいの太さの黒いゴムを持って近づいてくる御手洗に、俺はやばいんじゃないかと思い後ずさりしていた

「っ、眼鏡なくて見えんのかよ?!・・・っーかどーゆー意味?」
「うん?正確な体温をはからないと、だからお尻で調べるんだ。・・ケツ向けろ」
「は!?そんな気持ち悪いことできっかよ!!!ざけんな!!!っ、も帰る」
「帰れるもんなら帰ってみろ」

なんだその自信!!!
遠慮なく帰るよ!!!

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