
For BL lover ・短編集:)
第1章 1・家庭教師
はぁー・・・
昨日の一件のせーで
学校でもテンション上がらなかったな
「おーい!瀬尾!!待ってって、あー、追いついた。優可愛いなー、昨日泣いた?目、赤い」
「え、んなことねーよ。・・・なぁ、・・」
「んだよ、優。ほら、ハンバーガーでもどう?」
「今日はいいや。俺家帰る。」
「そーか?そしたら、・・・チュッ」
不意に右頬にキスされる
「は?!!!!っ、ちょ、椎名!!!」
「元気なかったから、おまじなーい!じゃな!!」
「待てって!!ふざけんな!おい!!」
なんだあいつ、急になにしやがる
そう思って顔をあげると
綾斗の姿があった
「優斗。なにしてんの?」
「なにって、・・今から家帰るんだけど」
「へー、優斗って、男が趣味なんだ。路上でチューとか、すげーな、今の高校生は。昨日さ、俺のキスシーン見て泣いた?とかふざけたけど、あれマジだったりして。」
あはは
と笑って振り返ると優斗が号泣していた
は?なに?高校生の男だろ・・・
何道端で泣いて
「あ、おい、待て!!!」
