いつまでも一緒に…
第2章 2
お化け屋敷は人気があるのか、結構並んでいた。
私達は列の最後尾に並んだ。
ふと、出口の方を見ると、出て来たカップルの彼女が泣いていた。
大丈夫かな?達也…。
お化け屋敷終わって出て来た時にあのカップルの彼女みたいに泣いたりしないかな。
10分後
「次の方どうぞ〜!」
スタッフの方が私達を誘導した。ここのお化け屋敷は靴を脱いで入るところらしい。
どきどきしながら私達は入った。
中は女の人が追いかけて来たり、いきなり血糊(チノリ) まみれの人形が上から降ってきたりするくらいだった。
そんなこんなで私達はお化け屋敷を出てきた。
悠「そんなに怖くなかったね。」
私がそう言って達也の顔を見たら…
泣きそうじゃん!!
悠「だ…大丈夫!?」
達「大丈夫!!こんなのなんともないよ。」(さっきより震え声)
悠「ありがとう。私のために無理してくれて。」
達「そんな!無理なんかしてないし!俺は、自分のためにお化け屋敷を克服しようとしたんだよ!!」
うーん。達也は優しいなぁ。
時計を見ると、もうすぐでお昼の時間になりそうだった。
達「ちょっと早いけど、お昼ご飯食べる?」
悠「うん!そうしよっか。」
私達は売店へ歩き出した。