カレコイ
第6章 あの少年は.....
「ねぇ、先生。」
?
帰らないのかな?
「何?」
「先生は十津川 南、だよね?」
な、なんだ?このミステリーみたいな聞き方はっ!!
「た、多分?」
「...え?確かではないの?」
「いえ、百パーセント私は十津川 南です。」
なぜ、自分の名前に自信を持てなかった?!私ッ!!
「先生が高校生の時.....んー、高2くらい、かな?
元旦の日、北山神社にいなかった?」
.....え.....
「な、何で.....そんなこと知ってるの?
その年は、友達と二人で行ったよ?
あぁ。確か小学生位の男の子とぶつかったっけ.....」
懐かしいな.....
「やっぱり。」
じゃなくて!!!
「だ、誰から聞いたの?」