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カレコイ

第1章 出会い


あれ?



あの子、右の靴紐がほどけてる!




あ、危ない!





案の定さっきの男の子は右の靴紐を踏んで前につんのめる。



「.....たくや!!!」




一瞬、その子の父親の声が聞こえた気がする。






私の体は走り出す。




「ナミ!」






男の子の体が宙に浮く寸前で私はてを伸ばす。







お願い!神様!



素敵な彼はまた来年でいいから。




間に合って!









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