永遠(トワ)に愛す ~新たな恋~
第2章 秘密…
カーテンの隙間から差し込んできた日差しに‥ベッドで眠っていた美李亜は気がついき、重いまぶたをゆっくり開いた‥‥
朝…?
「おはようございます
今朝は寒かったのでコ コアを用意しました」
Yシャツ・ズボン姿で現れたシンは、ベッドの端に座りココアを手渡した。
「あっ‥ありがとう…」
あんなことした後に… 恥ずかしくてシンさん の顔が見れない…
「どうしたんですか?
顔が赤いですよ?」
悪戯な笑みを浮かべるシンに、ますます赤くなった顔を隠すように俯いた。
もー…シンさんのいじ わるっ…
「昨夜は可愛かったです あんなに激しくするつ もりはなかったのです が…つい‥‥
体は‥なんともないで すか?」
「えっあっ‥だっ大丈夫 ですっ」
「良かった…
…厨房を借りて朝食を 用意しました
お腹が空いたと思いま して…」
「あ…」
優しく微笑むシンについ見とれてしまい、ドキドキと胸が高鳴った‥‥‥
「どうぞ」
丸いテーブルの上には‥ポトフ・クロワッサン・サラダが並べられていて、椅子に座っていた美李亜は自然と笑顔がこぼれた。
「おいしそう…!
クロワッサンはホテル の?」
「いえ
私が生地から作りまし た」
「えっ!?
パンまで焼けるのっ! ?」
「大体の物は作れます」
すっ‥すごい…
「冷めてしまう前にどう ぞ」
「あっ‥いただきます
…シンさんは食べない の?」
「はい…
私は隣で美李亜様の食 べるところを眺めてい るので気にしないで下 さい」
そう言って‥シンは椅子を美李亜の隣にずらして座り、ニコニコしながら見つめた。