永遠(トワ)に愛す ~新たな恋~
第2章 秘密…
全て…?
どういうこと…?
意外な言葉に、美李亜は困惑した様子で短い沈黙に包まれた…
「答えが出るまで待ちま す
逢いたくなったらいつ でも連絡下さい」
「あ…はい…じゃあ―― 」
車のドアに手を掛けようとした瞬間‥グイッと体を引き寄せられ、強引に唇が重ねられた‥‥
「んんっ‥‥あっ‥‥ん っ‥‥」
強く求めるようなキス ‥‥
すごいドキドキして‥ 胸が苦しい‥‥
「…では‥また逢うのを 楽しみにしています」
「…あ…はい‥‥」
顔を真っ赤にさせて熱い吐息を漏らす美李亜は‥ペコッとおじきした後、恥ずかしそうにしながら逃げるように車から降りていった。
美李亜様‥‥
響夜様だったら‥俺に ついて来いと言いそう ですが…
私には‥全てを捨てさ せて強引にというのは ‥‥
フッ…言い訳ですね… …ヴァンパイアだとい うことを知られて
拒絶されるのがすごく 怖い‥‥